AKITA Solution Magazine vol.19〔2017.12.6〕女性の採用について考える

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////////////   目次   /////////////////

・ごあいさつ………………… 採用募集のタイミング
・最新ニュース………………   秋田県内の有効求人倍率(平成29年12月1日発表)
・特集…………………………   女性の採用について考える
・合同説明会情報……………  12月の合同説明会をピックアップ
・編集後記…………………… 売り手市場が招くひずみ

■ ご あ い さ つ ━━━━━━━━━━・・・・・‥‥‥……

『採用募集のタイミング』 written by 岸

みなさん、こんにちは。
12月に入り今年も残りわずか…雪も積もり始めたので風邪をひかないように心がけた
いですね。

さて、今日は中途採用の時期についてお話したいと思います。

みなさんは、求人をどのタイミングで出されていますか?
「欠員が出たらすぐ」「なんとなく人が欲しいと思ったとき」など…。
その企業によって求人応募をかけるタイミングというものはバラバラかと思います。
実は、転職希望者が増加する時期があり、そこを狙って求人応募をかけることも大切なんです。

DODA(※)の調査によると転職希望者が増加する時期はいつかというと
「転職希望者が多いのは10月、11月、7月」
「年始の1月、2月頃、5月頃は減少」
となっています。

さらに、これらの時期に求人を出した際のメリットとデメリットがあるのでご紹介します。

〇7月、10月、11月
先ほどもご紹介した転職希望者が最も多い時期です。
この時期に実施すると求職者が多いので、比較的母集団形成が容易であると言われています。
そのため、求めている人材を多くの中から選ぶことができます。
その代わり、募集が多いので、負担がかかります。
応募者や内定者のフォローなどが疎かになり、内定辞退に繋がることもあるかもしれません。

〇3月、6月、9月
企業の中途採用が活発になり求人件数が増加する時期です。
求人数が増えるので、積極的な転職希望者が増加する時期でもあるようです。
7月、10月、11月同様、多くの人の中から人材を選ぶことができます。
他の企業の中途採用も増える時期なので、他企業と比較され欲しい人材が集まりにくい、選考辞退や内定辞退が発生する可能性もあります。

〇1月、2月頃、5月頃
この頃は中途採用市場の閑散期にあたるようです。
転職希望者は少ないですが、他企業の求人も少ないので、1人の採用にじっくりと時間をかけることができます。
母集団が少ないので、求める人材に出会うためにはなにかしらの工夫や呼び込みが必要になってくると思われます。

以上となります。いかがでしょうか、みなさんがいつも求人を出すタイミングがどのような時期なのかおわかりいただけましたでしょうか。

これらの時期をおさえたうえで、自社で欲しい人材を明確にすることで
より詳しく中途採用を実施すべき時期が自ずと見えてくるかと思います。
現在は、人手不足の世の中ですが、焦らずにまずは採用の計画を立てて実行していく事が大切で、今からでも来年の採用計画を一度考えておくと後々採用活動で役に立つと思います。

来年もみなさんにとって役に立つ採用情報をお届けしたいと思っていますので、今後ともよろしくお願いいたします。

※DODA(デューダ)は、パーソルキャリアが運営する転職情報サイト。

■ 最 新 ニ ュ ー ス ━━━━━━━━━━━━━・・・・・‥‥‥………

『秋田県内の一般職業紹介状況(平成29年12月1日 秋田労働局 発表)』

【概  況】
○秋田県内の求人数    24,263人
○就職希望者数      16,074人
○秋田県の有効求人倍率  1.39倍

平成29年10月の一般職業紹介状況をみると、有効求人倍率(季節調整値)は1.39倍となり、前月を0.02ポイント上回った。(全国平均は1.55倍、前月に比べ0.03ポイント上昇)
有効求人数(季節調整値)は前月に比べて1.1%増加、有効求職者数(同)は0.5%減少した。
雇用保険受給者実人員は、前年同月に比べ0.4%増加となり、同比53か月ぶりで増加した。
県内の雇用失業情勢は、改善の動きが続いている。

■ 特 集 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━・・・・・‥‥‥

『女性の採用について考える』 written by 佐藤(義)

過去の事例になりますが、リクルート事件(政治家への贈収賄事件)からすっかり、
ダーティーなイメージがついてしまったリクルート社でしたが、そのころから
積極的に採用し始めたのが、女性、外国人、海外留学生だったそうです。いまでは、
組織の中核をなすまでに成長しているようです。
一般的に大企業は、女性よりも男性を採用したがります。男性が多い職場では、どうしても女性の数が少なくなりがちです。逆に女性が多い職場には、男性の応募が多いとも聞きます。

男女比の比率は非常に重要です。

 

男女比が極端に偏った職場というのは、どこか居心地が悪いものです(業種にもよりますが・・・)。

異性の存在がないと男性も女性も、極端な行動を起こす傾向にあるとも言えます。適度に男女比のバランスがとれていると職場全体が活気にあふれ明るくなる傾向にあるようです。
異性の目があることで「いいところを見せたい」といった欲求が、高いパフォーマンスに貢献しているのかもしれません。
一部の経営者には、女性は結婚や育児で退職してしまうから、採用すると損をすると考える方も多いようです。また、逆に途中で辞めることを見越しているので、あまり長く働かれては困る、という方もいるかもしれません。

しかし、現在は子供を産んでも育児休暇を取るぐらいで、共働きを続けたいと望む女性も多くいます。

総体的に見ると育児を機に退職する女性と転職する男性、どちらも多いのです。
男性と女性のどちらに採用のリスクが大きいかは、性別差よりも個人差が大きい、と見るべきなのです。

こんなデータがあります。

OECD(経済協力開発機構)が世界中で実施しているPISA(学習到達度調査)の結果によれば、科学と数学において、女子の方が男子よりも成績が良い国が全体の70%を占めています。
読解力に至っては、すべての国で女子の方が成績が良いという統計結果が出ています。
子供を産むと働けなるからという理由だけで排除するのは誠にもったいない話です。
女性が多いことをアピールすれば、男性の応募者は確実に増えます。是非、積極的に女性の採用を考えてみてはいかがでしょうか。

 

■ 合 同 説 明 会 情 報 ━━━━━━━━━・・・・・‥‥…

合同説明会情報は、発表されておりません。
各WEBサイトをご確認ください。

◎リクナビ2019
https://job.rikunabi.com/2019/?isc=r9rcnz00003

◎秋田県就活情報サイト
https://kocchake.com/

◎合説どっとこむ!
https://www.gosetsu.com/2018/

◎秋田県公式サイト
http://www.pref.akita.lg.jp/

◎大卒就職情報WEB提供サービス
http://job.gakusei.go.jp/

■ 編 集 後 記 ━━━━━━━━━━━━━━━・・・・・‥……

『売り手市場が招くひずみ』 written by 佐藤(義)

先月14日、ショッキングなニュースが飛び込んできました。
「秋田魁新報」11月14日号一面に「内定辞退率64%(来春卒業予定の学生)」の記事が大きくでました。ご覧になった方もいるかと思いますが、おさらいさせていただきます。

“売り手市場選択肢拡大

就職活動で・・・内定を辞退した割合を示す「内定辞退率」が10月時点で64.6%となったことが分かった。人出不足を背景に学生は売り手市場で就職先の選択肢が拡大する一方、企業は特に中小の新卒確保が一段と厳しくなっている。・・・
不況で採用が減ると下がる一方、景気が改善すると求人は増え、辞退率は上がる傾向にある。”と説明しています。

リクルートキャリアによる分析では、「企業が例年より内定を多めに出した結果、2社以上から内定を得た学生が増え、辞退率が上がった」となっています。

これにより最も影響を受けたのが中小企業です。学生の大手志向のあおりを受け、辞退を見越して多めに内定を出したところが、内定辞退を受けたのでは、採用活動の目処さえ立てられないところも多いようです。

景気が改善している兆しと見るか、より良い人材を得るための過渡期と捉えるべきか、難しい局面にたたされていることは間違いないようです。

 

最後まで読んでいただいてありがとうございました。
次回の「AKITA Solution Magazine」も宜しくお願いします!

 

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