AKITA Solution Magazine vol.21〔2018.1.10〕勝負はすでに始まっている

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////////////   目次   /////////////////

・ごあいさつ………………… いよいよ新年度卒の採用シーズン!
・最新ニュース……………… 秋田県内の有効求人倍率(平成29年12月26日発表)
・特集………………………… 勝負は大学3年生になる前に始まっている
・合同説明会情報…………… 1月の合同説明会をピックアップ
・編集後記…………………… コミュニケーション不全の現場から

■ ご あ い さ つ ━━━━━━━━━━━━━━━・・・・・‥‥‥……

『いよいよ新年度卒の採用シーズン!』 written by 岸

みなさん、あけましておめでとうございます。
みなさんは、よい新年を迎えられたでしょうか?

 

いよいよ2019年度卒の新卒採用者の採用活動も始まります。
新卒採用に備えて、今年の就職活動の動きなどついてご紹介したいと思います。

 

まず、2019年度卒の学生の就活スケジュールを紹介します。
就活生が本格的に企業へエントリーし始めるのは3月~5月期間です。
企業説明会も同時期に多く開催されます。
春休みに企業へエントリーをして6月頃から試験や面接、内々定を頂き、10月に内定式
というのが学生の就職活動の流れです。

では、今の時期(1月頃)には学生は何をしているのか。
それは、インターンシップへの参加や自己分析、業界研究や企業研究です。

主に、インターネットを利用しての情報収集になるかと思われます。
多くの学生は、「マイナビ」「リクナビ」といった就職情報サイトに登録しています。
この就活情報サイトは、自分の入りたい企業を探すだけでなく、
インターンシップ情報、企業説明会への参加エントリー、就活のノウハウも掲載されて
いるので多くの学生が利用し、就職活動の参考にしています。

就職情報サイトから情報を得て、自分でインターネットを利用して調べる学生も多いです。
私も、就活中のときはそのように進めていました。
自分が気になる企業をリストアップして、企業の募集要項などと自己分析を照らし合わせ、
自分に合っているのかどうかを判断してエントリーする企業を決めました。

 

就職活動で、今の学生が一番求めていることは「企業の情報」です。
業界研究や企業研究をしているので、学生は「募集要項」以外のものを求めていると
言えるでしょう。
なぜそれらを求めるのか。
学生は「社会人になって会社になじめるのか」「自分はこの仕事を続けられるのか」
など不安を多く持っています。
だから、募集要項以外の「会社の雰囲気」「先輩社員の声」「やりがい」などを判断材料
にしているのではないでしょうか。

 

また、企業もその不安に対して応えなければなりません。
現在の転職市場は、求職者よりも求人数が多い傾向にあります。
つまり、求職者が多くの求人の中から自分に合ったものを選ぶことができるのです。

だから、求職者に選んでもらえる企業になるためにすることが、不安の解消だと思います。
不安の解消をする手段として、インターンシップ開催、HPでの紹介、企業説明会への
参加があるのではないでしょうか。
この他にもいろいろな方法があるかと思います。

 

企業側でも人材のミスマッチングは避けたいですよね。
学生も同じで、ミスマッチングは避けたいと思って、自己分析や企業研究などを念入りに
しています。

 

お互いに「いい人材確保」「自分にあった企業」を探すためにも、企業は就活生の傾向を
知り、学生は企業の情報を知ることが大事になってくるのではないでしょうか。

 

 

■ 最 新 ニ ュ ー ス ━━━━━━━━━━━━━・・・・・‥‥‥………

『秋田県内の一般職業紹介状況(平成29年12月26日 秋田労働局 発表)』

【概  況】
○秋田県内の求人数    24,117人
○就職希望者数      15,625人
○秋田県の有効求人倍率  1.44倍

平成29年11月の一般職業紹介状況をみると、有効求人倍率(季節調整値)は1.44倍となり、
前月を0.05ポイント上回った。(全国平均は1.56倍、前月に比べ0.01ポイント上昇)
有効求人数(季節調整値)は前月に比べて0.7%増加、有効求職者数(同)は2.6%減少した。
雇用保険受給者実人員は、前年同月に比べ2.3%減少となり、同比2か月ぶりに減少した。
県内の雇用失業情勢は、改善の動きが続いている。

■ 特 集 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━・・・・・‥‥‥………

『勝負はすでに始まっている』 written by 佐藤(義)

一般的には、就職活動のスタートは、大学4年生の4月、又は、大学3年生の1月ぐらい、
とお思いの方も多いでしょう。
しかし、あるマスコミ志望の学生のアンケートでは、マスコミに入りたいと思った時期を
「大学1~2年生のとき」と答えているそうです。
あるいは、教職志望の学生は、進路について考えた頃を「高校生」と答えていたそうです。
「中学生」というケースもありました。
当たり前といえば当たり前ですが、私たちが就職先・志望先を意識するのは、大学3年生に
なってからではありません。それ以前から漠然となりたい職業・志望先を頭でイメージし
ているものです。
もちろん、人がなりたい職業と実際に就く職業は異なる場合が多いものです。すべての
人がなりたい職業に就ければ、こんな幸せな話はありません。
マスコミ業界は特に倍率の高い狭き門ですから、マスコミ志望でも、一般企業に就職した
例は山ほどあります。
そうであっても、人が業界や企業に持っているイメージが就職活動に影響することは、
多かれ少なかれあるものです。

大学の非常勤講師を務め、人事のプロフェッショナルでもある楠木新さんの著書の中で
こんなエピソードが紹介されています。

”大学の授業で新聞の株式欄にあるすべての東証一部上場企業のうちで『企業名を知って
いる』『概略どんな事業を行っているか知っている』の2つの要件を満たす会社を
受講生にマーカーでチェックしてもらいました。
2年生から4年生までの20数人がチェックした確認結果を見ると、企業名と事業内容の
両方を知っている会社の割合は、東証一部上場企業約1700社のうちほど10%でした。
(中略)
少し極端に言えば、学生が志望しているのは、大企業ではなく、「身近で」「テレビ
CMで流れている」会社なのです。”

このエピソードはきわめて興味深いものです。就職活動を始めたばかりの学生は、会社の
業績よりも、事業内容よりも、身近で知名度の高い企業を志望する、という顕著な例です。
ですから、どんなに業績がよくても、採用活動では苦戦してしまう要因はこういった所に
あるのかもしれません。
規模の大小よりも、知名度の大きさが大きく起因する代表的な例かもしれません。

 

■ 合 同 説 明 会 情 報 ━━━━━━━━━・・・・・‥‥‥………

◎横手市就職面接会・企業説明会
日時:平成30年1月31日(水)
場所:横手セントラルホテル
申込:横手市商工観光部商工労働課 tel :0182-32-2115

その他は、下記サイトをご確認ください。

◎リクナビ2019
https://job.rikunabi.com/2019/?isc=r9rcnz00003

◎秋田県就活情報サイト
https://kocchake.com/

◎合説どっとこむ!
https://www.gosetsu.com/2018/

◎秋田県公式サイト
http://www.pref.akita.lg.jp/

◎大卒就職情報WEB提供サービス
http://job.gakusei.go.jp/

 

■ 編 集 後 記 ━━━━━━━━━━━━━━━・・・・・‥‥‥………

『コミュニケーション不全の現場から』 written by 佐藤(義)

今回は、新年会などの飲み会も多い時期にゆるめの記事をひとつ。

「飲みにケーション」などという言葉が生まれるほど、昨今の同僚上下関係には、
一線を引いている方々が多いようです。
一緒に酒を酌み交わす(死語?)ことは、会社での業務を円滑に進める上で、大切な
コミュニケーションでした。会社で言えない愚痴でも酒の力を借りて同僚や上司に
吐露することは、それまでの鬱積を晴らし、明日への活力となる重要な場所なのです。

極端な例ではありますが、飲み会の時間を残業代として会社に請求する、などという
信じ難い例も出ているようです。

「上司との飲み会に残業代請求!若手との飲みニケーションはもう無理?」
http://diamond.jp/articles/-/155038

確かにプライベートと仕事を分けることは大事ですが、定時以降を全くプライベートと
位置づけ、上司からの飲みの誘いをきっぱりと断る、という話は、テレビなどでも
よく耳にします。

時代が変わったと言えばそれまでですが、会社の同僚や上司が自分のライフスタイル
から遠くなってしまったことは事実のようです。

加えて、「お酒をたしなむことよりも大切なものが自分にはある」という、
自己顕示欲の現れかもしれません。

同じ場所、同じ空気の下で仕事をしているのに、お互いに疎外感を感じながら
仕事をしているという、なんとも奇妙な時代です。
あくまで、特異な例ではありますが・・・・。

 

最後まで読んでいただいてありがとうございました。
次回の「AKITA Solution Magazine」も宜しくお願いします!

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