イメージしてたデザインと違う・・・その原因は◯◯◯不足!

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デザイナーの皆さん、
こんなことを言われたことはありませんか?

 

イメージしてたデザインと違う・・・

 

あれだけ時間をかけて制作したのに、やり直しを喰らうなんて辛すぎますよね。

このようなことは、デザイン制作に着手する前の『クライアントや共同制作メンバーとのコミュニケーション不足』で起こるトラブルなんです。

 

今回の記事は新米デザイナー向けの記事ですが、デザイナーに依頼する側の立場の方も、このポイントをぜひ押さえた上でデザイナーに依頼いただければ、よりご希望に近いイメージに仕上げてくれるはずです。

どんなコミュニケーションを取ればいいのか、今回はその具体策を紹介します。

 

そもそも、キーワードが持つイメージが一致していますか?

 

例えば

・かっこいいデザインで
・おしゃれなデザインで
・スタイリッシュなデザインで

なんて指示をそのままにしていたら絶対にNGです!

 

かっこいい おしゃれ スタイリッシュ
それって具体的にはどういうことでしょう?

 

実際のところ、単語だけでの解決はなかなか難しいです。
挙げるキーワードは同じでも、個人個人頭の中で描いているイメージが違うからです。

 

そこにズレが生じている状態で案件を進めていくと…両者、後でエライ目に合います。

 

新米デザイナーであれば、曖昧な希望を形にするのが自分の使命だなんて思ってしまうかもしれません。依頼側も「おぉ、なんだかわかってくれているぞ」と思ってはいけないです。

辿る道は「思ってたんとちゃう…」です。

 

 

例えば…

↑こちらは極端な例となりますが、

「かっこいい!」
「素敵!」

思う人もいれば

「引くわ…」
「何がいいのかわからない…」

と思う人もいます。

自分ではかっこいいと思って「ドヤァ」とデザインを提案しても、相手はそうは思わないのです。

イメージの共有はとっても繊細。
いかに「おしゃれなデザインで」「かっこいいデザインで」という指示が危険なことか…。

 

さらに込み入ると

・かわいい
・さわやか
・クール
・素朴

などのキーワードも、まったく具体性はありません!

 

 

ではどうすれば?

 

キーワードに加えて『参考品』を実際に見てイメージを共有すべきです!
その共有には、こちらのサービスがとっても便利ですよ。

 

ピンタレスト(無料)

写真や画像を収集できるソーシャルメディアです。
業界的にはイメージ共有ツールとして王道ですね。

 

いろいろな使い道はあるかと思いますが、デザイン関係の仕事をしている私はもっぱらデザイン資料取集&メンバー間共有を目的に利用しています。

 

実は今月弊社に新しく営業レディが入社しまして。
これまで別業界で働いていた彼女に真っ先に紹介したサービスの1つでもあります。

 

 

ピンタレストは日本国内から世界までかなりの数の優良デザインを「キーワード」や「類似画像」検索することができます。そしてその中で自分の選んだ画像(デザイン)をストックする機能があります。

 

例えばざっくりと、「飲食」「チラシ」「ポップ」などとキーワードで検索してみます。
ずらりと検索結果が画像で表示されます。

(↑著作権の絡みがありまして、こちらはピンタレスト利用画面に似せた画像です。)

 

さらに、表示された画像の中から特定の画像をクリックすると、似ているテイストのデザインを自動で表示してくれます。

 

そうそうこれなんだよ!こんなイメージなんだよ!
という画像をピンタレストの機能を使ってひたすらストック。
これだけで「ムードボード」の出来上がり!

これを参考資料としてクライアントや共同制作メンバーと共有します。

 

このように言葉だけでは伝えることが困難なイメージを視覚で共有しましょう。
いざデザインが仕上がった時の「思ってたんとちゃう現象」は軽減されるはずです。

これは「ムードボード」という認識の違いを防ぐ情報共有の手法です。

 

 

撮影時にもピンタレストが便利

 

ピンタレストでは老若男女、いろいろなモデルさんの多様なシーンの写真もたくさん見つかります。

・人物のポーズ
・画角
・光の加減や温度

などを伝えたい場合もピンタレストが役に立ちます。

 

最近、弊社の採用案内サイトをリニューアルしたのですが、その際、社長や副社長、スタッフを新たに撮影しました。その時にどんなシチュエーションでどんなポーズにしてもらおうかとあれこれ制作チームで悩みました。その時もムードボード手法が大活躍でした。

 

ピンタレストは無料で利用できますので使わない手はないです!ぜひお試しください!

 

クライアントの希望を叶えるためには、デザイン的な技能の向上を目指すことももちろんですが、いかにコミュニケーションを取り、クライアントの希望を共有するかが大前提ではないでしょうか。

今回はそのために必要なツールと手法のご紹介でした。

 

 

さらに精度の上がるイメージ共有方法を次回のブログで紹介したいと思います。
ここまで読んでいただきありがとうございました!

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