お客様紹介 株式会社フカサワ様
株式会社フカサワ様は秋田県横手市にて２ヶ所の農場と直営販売店を経営されている企業です。
安心・安全にこだわった、ブランド豚「シルクポーク」を生産されています。
地元のスーパーマーケットや多くの飲食店で取り扱われ、創業60年を迎える老舗の企業です。
周りを田園に囲まれた自然豊かな農場で、のびのびと育まれたシルクポークは、肉汁たっぷりで柔らかく、ジューシーな味わいが特徴です。多くのファンに長く愛されてきました。
ご依頼内容
新たな販路開拓にチャレンジしたいということで、当社にプロモーションのご依頼をいただきました。
コロナ禍で来店客が減った影響もあり、店舗販売だけでなくネットからのプラスαの受注獲得ができるような体制を整えたいというご要望でした。
現状分析とご提案
フカサワ様と現状を分析する中で、２つの課題が見えてきました。
課題① 認知不足
横手市中心に秋田県南地域の認知は広がっているが、その他の地域への訴求が不足
【提案】
・認知拡大のために広告配信実施
・ターゲットの属性やエリアに応じた施策を実施
課題② Webサイトの改修が必要
Webサイトが10年前に作ったもので、スマホ閲覧に非対応等リニューアルが必要
【提案】
・レスポンシブデザイン（スマホの視認性アップ）を踏襲する
・Webサイトにショッピング機能を付与して受注の獲得を狙う
プロモーションの実行
まずはWebサイトをリニューアルして土台を整備した後に、サイトに誘導する広告施策を実施するという流れで進めました。
【Webサイト リニューアル】
フカサワ様Webサイト： https://silkpork.com/
リニューアルで特に留意したのは、「スマホ閲覧への対応」と「ショッピング機能の追加」でした。
【スマホ閲覧への対応】
PCとスマホ、タブレットの画面はどれも形や大きさが違うので、従来通りではレイアウトが崩れてしまいます。
それを解消するのが「レスポンシブデザイン」です。使用するデバイスの画面サイズに応じて、表示を最適化するデザインのことです。
デバイス別のネット利用率は、2020年のデータですが、「スマホ」が68.3%で、「PC」50.4%と比較して17.9ポイント上回っています（出典：総務省「通信利用動向調査」）。スマホで情報を得る人は今後も増えることが予想されています。
また検索大手のGoogleも、モバイル版ページの有無が検索順位に影響すると伝えていますので、早い対応が必要になります。
【ショッピング機能の追加】
フカサワ様と協議した上で、「BASE」というネットショップ作成サービスを利用して整備しました。
同様のサービスは他にも、「STORES」「カラーミーショップ」「Shopify」等複数ありますが、今回は費用面・運用面を重視し、「BASE」を選択しました。
BASEの特徴
・初期費用、月額費用ともに無料で始められる
・フォーマットが準備されていて、特別なPCスキルが必要ない
・初心者向けのサポートが充実している
各サービスとも特色があるので、自社がどのくらい予算をかけられるか、運用に時間を割けるかを考慮し最適なものを見つけましょう。
弊社でも各種サービスの導入実績がありますので、お困りの際は相談いただければと思います。
【Facebook広告・Instagram広告】
新規の販路開拓のために、詳細なターゲティング設定が可能なFacebookとInstagramで広告を配信しました。
今までPRする機会があまりなかった首都圏や秋田市に向けて実施しました。
また、「グルメ」「料理」「バーベキュー」など自社に関連するキーワードを選定し、見込み度の高い人に情報が届くように設定しました。
結果として、クリック率は1.1％ほどとなりました。平均が0.89％というデータがありますので若干上回る数値を出すことができました。
デジタル広告のメリットとして、広告の効果が数値で把握できるということがあります。
今回は20〜30代に向けて思うような効果が出なかったが、次は40〜50代に向けてやってみようという形で、一度で終わらず定期的に行い広告効果を高めていく運用が必要です。
【YouTube広告】
他の広告とは違い、動画で魅力を伝えられるYouTube広告も並行して実施しました。
動画は文字より5,000倍多くの情報を伝えられると言われます。
感覚に訴えることで認知度を上げるのに有効な広告です。
YouTubeのユーザー数は7,000万人を超え、今も増え続けています。
特に10〜50代まで幅広く利用されており、年齢を問わずアプローチできるのも魅力です。
フカサワ様には、数あるYouTube広告の中でバンパー広告を実施いただきました。
バンパー広告は短い時間（6秒間）ですが、スキップ不可なので確実にユーザーの目に届くという広告です。
結果としてクリック率はあまり良くなかったですが、こちらも定期的に実施し広告効果を高めていく施策が必要です。
補助金の利用
今回、上記のようなプロモーション施策をフカサワ様と実施いたしました。
新たな販路開拓を目的とした施策であり、「持続化補助金〈低感染リスク型ビジネス枠〉」という国の補助金を利用いただきました。
企業規模、取り組みの目的・内容等によりますが、活用できる補助金があるかもしれません。
従業員20名以下（一部業種除く）の企業様であれば、「持続化補助金」のご利用をおすすめします。
他にも国や県が実施する補助金の情報が入りましたら、随時お知らせできればと思います。
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Written by JUNE
