最近の印刷技術も目まぐるしい進化を遂げ、昔はできなかったものにも印刷できるようになってきました。

3Dプリントを印刷に含めるなら、印刷でできないことはほぼ無くなったといって過言ではないでしょう。

新聞のカラー印刷も一昔に比べれば大分良くなりました。

「日経MJ」より。シャドーの部分もとりあえず、潰れずに再現されています。

 

化粧品の全面広告でも肌の色がくすんでしまうのは、しょうがないと思ったものです。

そもそも、新聞の用紙は通常私達が印刷で用いる用紙と比べると、質の落ちるものでした。

裏移りはするし、色再現も期待できず、乾くのにも時間がかかる。

遙か昔新聞少年だったころ、自分たちで配達する分は、自分たちで広告を折り込んでいたので

300件近い作業を終わる頃には指先が真っ黒くなったのを覚えています。

ところが、最近のカラー印刷は大分再現性が高く、人肌も明るく、影の部分も潰れることは少なくなってきました。

 

もともと、印刷には総インキ量というものが存在し、カラー印刷ならば4色=400%の濃度で印刷することはありません。

これは、インキの裏写りを防ぐことや、乾燥までの時間を短縮する狙いがあります。

この総インキ量のことをTAC値(Total Area Coverage)といいます。

弊社ではこの総インキ量を370%程度に設定していますが、その印刷会社によって様々かもしれません。

そこで、新聞ではどうかというと新聞各社によってちがうようですが、こちらを参照してください。

最大総インキ量 – 広告原稿の制作・入稿規定|新聞広告データアーカイブ

 

これまで弊社で経験のあるところですと、やはり240~250%でした。

新聞社にカラー広告を出稿する場合、必ずこの総インキ量を守らなくてはなりません。

 

TAC値の設定方法

では、本題です。

photoshopでのTAC値の設定方法について、解説します。

(1)カスタムCMYK

メニュー > 編集 > カラー設定 > 作業⽤スペー ス > CMYK を「カスタムCMYK」にする

(2)UCR

ダイアログがひらくのでGCRかUCRを選んで総インキ量を設定 (特にこだわりがなければUCR)して閉じる

UCR=Under Color Removal:下色除去

カラー原稿を4色分解するときに、CMYの3色が重なった部分にはグレーの成分が発生する。
その成分をスミ版に置き換える時の方式。
ある程度以上の濃さのグレー成分をスミ版に置き換えトータルのインク量を減らすことを目的としている。

(4)LABカラーに一旦変換

メニュー > イメージ > モードをいったんLabカラーに変換

(5)画像を統合

(6)メニュー > イメージ > モード を再度CMYKに変換

これで完了です。

written by Yoshimi

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