雪不足の1月、屋根に上らない年は初めてです。
今シーズン、一度も雪下ろしがなく楽な日々を過ごしております。
こんにちはdoctorg3です。
前回の続きです。
今回は「伝統的マーケティングとデジタルマーケティングの統合」について。
伝統的マーケティングとは、前回も紹介した4P・・・
Product=製品
Price=価格
Place=流通
Promotion=プロモーション です。
これに対してデジタルマーケティングとは4C・・・
Co-creation=共創
Currency=通貨
Commual Activation=共同活性化
Conversation=カンバセーション です。
デジタルマーケティングは、伝統的マーケティングにとって代わるものべきものではない。
この二つのアプローチは、カスタマージャーニーの各行程にわたって、役割を交代しながら共存すべきものだ。
これを図にすると以下のようになります。
しかし、この図ではA5(推奨)、E3(エンゲージメント)に達して時点からデジタルマーケティングに切り替わるイメージに受け取られます。
なおかつ、わかりにくいので以下のように作り直しました。
本書から引くと
企業と顧客の交流の初期段階では、伝統的マーケティングが認知と関心の構築に大きな役割を果たす。交流が進み、顧客が企業とのより緊密な関係を求めるようになると、デジタルマーケティングの最も重要な役割は、行動と推奨を促すことだ。デジタルマーケティングは伝統的マーケティングより測定しやすいので、その焦点は結果を出すことに当てられる。それに対し伝統的マーケティングでは、顧客の交流をスタートさせることに焦点が当てられる。
なるほど、やはりA5(推奨)とE3(エンゲージメント)の先にある
さらにわかりやすくすると以下のようになります。
デジタルマーケティングと伝統的マーケティングは交互に干渉しあい、役割を補完しあっている、と言えます。
さらには、ユーザーも接続された(オンライン)世界と従来型の店頭での購入というプロセスを交互に渡っているため、一概にデジタルマーケティングが重要であるというとらえ方は危険なのです。
伝統的マーケティングでは、ユーザーとの接点について言えば、購入、または購入の意思を持った時点から交流が始まることから、デジタルマーケティングと比べれば出発点はかなり遅いとも言えます。
しかし、開発時点からユーザーが干渉する環境というのはまだまだ少なく、それらを意識することは非現実的と考えます。「マーケティングとは販売におけるすべての活動である」という定義から言えば、両者を同義と捉え、ないまぜにして参照する、ということもあり得るのではないでしょうか。
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