営業や総務など、普段デザインに関わらない方へ向けて、
デザイナーに意図がしっかり伝わる「ラフ」の作り方を解説します。
ターゲットの整理や情報への優先順位づけ、参考画像の活用法など、
イメージ通りのデザインを引き出すためのコツをまとめました。
デザイン依頼時のすれ違いをなくすコミュニケーションツールとして、
明日からの業務にぜひご活用ください!
デザインを依頼する際、ラフの制作で
手が止まってしまった経験はありませんか?
「チラシを作りたいけど、何から伝えればいいんだろう?」
「イメージを伝えたつもりなのに、完成したデザインがなんか違う…」
そんな経験はありませんか?
今回は、これまでチラシやバナーのラフを作ったことがない方向けに、
デザイナーにしっかり意図が伝わるラフの作り方をお伝えします。
そもそも「ラフ」って何?
ラフとは「設計図」や「骨組み」のようなものです。
「ここにこの文章を入れたい」
「この言葉を一番目立たせたい」
「最後に問い合わせ先を載せたい」
などなど、配置の希望や伝えたい要素の優先順位がわかれば十分。
WordやPowerPointで作った文字だけの構成案でも良いですし、
裏紙にボールペンで丸と四角と文字の手書きメモでも立派なラフになります。
デザイナーラフの役割は、
依頼する人とデザイナーが、同じゴールを共有すること。
なので絵心は不要!「綺麗に仕上げなきゃ…」と思うことも不要なのです…!
デザイナーに伝わるラフ制作の4つのポイント
以下をおさえておくと、デザイナーからの質問が減り、デザインの仕上がりも良くなります。
01.目的の明確化
デザインのラフを考えるとき、ついつい
「どんな色にしよう?」「どんな写真にしよう?」から考えてしまいがちですが
まずは「誰に・何を・どうしてほしいか」目的を明確にしましょう!
例えば、春の新作コスメを紹介するバナーなら、
Who(誰に):30代の女性
What(何を):春の新作コスメの魅力
How(どうしてほしい):興味を持って店舗に来てほしい
といった具合になります。
ここをはっきりさせておくと、
デザイナー側としてはデザインの方向性がある程度見えてきます。
同じ商品でも、20代女性に伝えるのか、50代女性に伝えるのかでは、
言葉も写真も変わってくるためです。



「どこで見てもらう」のかも重要です!
例えば、キャンペーンバナーをSNS広告として流すのあれば、
キャンペーンであることをパッと見でも認識できるように
意識したデザインを考えます。
02.伝えたいことの優先順位をつける
キャッチコピー、タイトル、期間、価格、企画や製品の説明等々…
必要な文字情報を書き出しましたら、
一番伝えたいものは何か優先順位をつけます。
強調させたいもの順に大きく配置すると、デザイナーは強調させたい要素なのだなと汲み取ります。
★優先決めのポイント
例えば、セール告知なら、”セールをしている”と”内容”が重要なことが多いです。
一方、新商品の認知が目的なら、商品名と写真を大きく見せた方が
効果的な場合もあります。





配置を見て、目的やターゲット・公開場所などを照らし合わせて
「この配置だとキャッチコピーが目立たないから、少しレイアウトを組み替えよう」
「この要素は重要だから色を変えて目立たせよう」などなど、
デザインのプロとして最適な見せ方に調整します!
03.「かっこいい」「かわいい」は、人によって違う
依頼者とデザイナーとで認識のすれ違いを埋めるべく、
「参考デザイン」を活用してみましょう!
デザイン依頼で一番起こりやすいトラブルが、
「かっこいい」「かわいい」「シンプル」といった
抽象的な言葉による認識のズレです。
例えば「かっこいいデザインにして」と依頼した時、
あなたは具体的にどんな見た目を想像しましたか?
Appleのような洗練されたデザイン?
それとも、力強いスポーツブランドのようなデザイン?
そう、同じ言葉なのに、頭の中のイメージは全然違う場合が多々あります。
このズレをなくすには、
「参考画像(URLでも可)を1〜2枚添える」のがベストです。
Pinterest※1やGoogle画像検索※2などでで見つけた
既存のバナーやチラシの画像を共有いただくと、
デザイナーは依頼者様が持っているイメージを掴むことができます。
※1 Pinterest(ピンタレスト)
デザインや写真、イラストなど、
さまざまなアイデアを画像で探せるサービスです。
気に入った画像を保存して、参考資料として活用できます。
※2 Google画像検索
Googleでキーワードを入力し、「画像」タブを選ぶことで
関連する写真やデザインを一覧で探せる機能です。
どちらも「おしゃれなチラシ」「かわいいバナー」などの言葉で
検索すると、デザインの参考になる画像を簡単に見つけられます。



※参考デザインはあくまで
“仕上がりの雰囲気やフォントなどの参考”になります。
お客様の目的やブランドに合わせて、よりよいデザインに仕上げていきますので、レイアウトやカラー等はそのまま踏襲されないこと予めご了承ください。(自社のものでしたらその限りではありません)
04.生成AIでラフや仕上がりイメージを出す場合の注意点
最近は、ChatGPTやGeminiなどの画像生成AIを使って
「こんなイメージで」とAI生成画像を渡してくださる方も増えました。
ビジュアルの方向性を伝えるツールとして非常に便利な反面、
デザイナーに共有する場合は注意が必要です。
何故注意が必要なのか。
出力した画像はきれいにまとまってるし分かりやすいじゃないか…?
そんな事を思っておられるかと思います。
しかし…AIが生成した画像は「なんとなくそれっぽく完成」してしまっているため、
一見まとまっているように見えても
「なぜそのレイアウトなのか」
「このあしらいは何故入れているのか」
「本来入れたい文字情報はどこに配置する想定なのか」
といった論理的な構造(意図)が抜け落ちてしまっていることが多いからなのです…!
また、不要な要素も多く含んで生成されることがあるため
受け取ったデザイナーは「何をどう捉えたらいいのだろう?」と
意図の汲み取りが難しくなってしまう可能性があります。
もし生成AIを使ってイメージを共有していただく場合は、
・AIで作った画像のどこを参考にしてほしいのか
・生成する際に入力したプロンプト(指示文)
も是非セットでご共有ください。



「どんな思いや条件を入力してこれを出したのか」という
背景がわかれば、デザイナーも依頼者様の本来の意図を
正確に汲み取ることができます。
ラフを作るということ。
以上、デザイナーに伝わるラフ制作のポイントのご紹介でした。
ここで改めて皆様に意識して頂きたいのは、
“そのデザインを使って何を実現したいか”の為にラフを作っている。
ということです。
新装開店チラシならお客様にお店へ来てもらうこと。
採用パンフレットなら求職者にこの会社で働きたい!と思ってもらうこと。
つまり、デザインというものは「目的」ではなく「手段」です。
なので、「誰に、何を伝え、どうしてほしいのか」
その意図をラフを通して共有する、という気持ちを忘れずに持っていて欲しいです。



「ラフ」は、依頼者様とデザイナーをつなぐ
コミュニケーションツールと思ってもらえたらと思います!
ノンデザイナーのための定額制デザイン『デザサポ』
さて、ここまで読んで頂いた貴方!
きっとラフの制作に対する不安や苦手意識が
少し和らいだかと思います。(和らいでほしいです…!)
そんな貴方様に知っていただきたいのが、
私たちアイ・クリエイトが運営する
定額制デザインサービス「デザサポ」です
デザサポとは、
まるで社内にデザイナーがいるような感覚で、
プロにデザインを依頼できるサービスです。
お客様にご用意いただくのは
制作の目的やターゲット、イメージカラーといった基本情報と
掲載する文字原稿や素材、そして簡単なラフ!
それをもとに経験豊富なデザイナーが制作します。
デザイナーが1名、企業様の担当として就くスタイルになっており、
デザインの細かな表現や仕上がりのイメージについては
チャットで相談しながら進めていきます。
1対1で案件のやりとりをしていくため、
回数を重ねるごとにデザイナーが御社専任のデザイナーに
成っていくのが魅力です。
▼デザサポはこんな企業におすすめです
・社内に専任のデザイナーがいない
・チラシやバナーを定期的に制作している
・デザインの外注費や見積もりの手間を減らしたい
・自社の営業担当者や企画担当者がデザイン業務まで抱えている
・必要なときに相談できるデザイナーが欲しい
ひとつでも当てはまる項目はありましたか?
もしありましたなら、デザサポがお役に立てるかもしれません。
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