ここ最近
「冬の匂いがする」
という声が周囲の人からちらほら聞こえてきます。
窓を開けて朝の空気を吸い込んだとき、
仕事を終えてさあ帰ろうと事務所の扉を開けた瞬間、
私自身も感じることがしばしばあるあの香り。
誰かがそう言うたび密かに詩的で美しい表現だなぁと思っていたのですが、気になってついグーグル先生にきいたところ正体は
「匂いではなく、鼻で感じた寒さの記憶」
らしいです。
嗅覚は五感の中で唯一、記憶を司る大脳辺縁系へ直結しているらしく記憶と結びつきやすいんだとか。
その結果、鼻で感じた寒さを匂いとして表現しているようです。
そっか、冬の匂いってなかったんだ。
ん、でも。
冷凍庫を開けても冬の匂いはしない。
そしたらやっぱり寒さ以外にも冬の匂いってきっとあると個人的には思いたい。例えば霜が降りた土の匂いとか、そういうの。
化学的根拠も面白いけど、それはそれとして匂いで季節を感じるのって素敵だなと思うのでした。
そしてまだ雪も降ってませんが春の匂いが恋しいです。
参考サイト
http://danshikou.com/life-winter-smell/
written by ようかん
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