今年も早いもので1ヶ月が経過しました。
「もう1月経つのか」、「まだ1月しか経ってないのか」、様々思う方はいると思いますが、
年を重ねるごとに1年が早く感じたりしないでしょうか?
時間は基本不変のものですから、例えば5歳の子供の60秒と80歳の老人の60秒は同じ60秒のはずですよね?
「ジャネーの理論」という言葉を聞いたことがありますでしょうか?
私たちの感じる時間の長さは、年齢に反比例するということをフランスの哲学者ポール・ジャネが発案したものらしいです。
60歳の人間からすれば1年は60分の1。6歳の人間からすれば6分の1ほどの時間の流れしか感じないということです。つまり6歳が感じる1年間は60歳にとっては10年も感じます。
「いやいや言うてもただの理論でしょ?」と思う方はいるかもしれません。
ブラジルのある科学者がこんな実験を行ったそうです。
「233人の男女、15歳から89歳を対象に目を閉じて120秒を数えてもらう」というシンプルなもの。
その結果、すべての年代が実際よりこの2分間を早く感じたという結果がでたそうです。
15歳から29歳のグループは120秒を平均115秒、30歳から49歳は平均96秒と知覚しました。そして50歳以上のグループは平均86秒と知覚したのです。
どうやら年齢を重ねるにつれて、時間の感じ方は本当に早くなってるようです。
ではなぜこのような結果になったのでしょうか?
一つの理由としては、経験によるところが多いそうです。
80歳の人は、20歳の人に比べて圧倒的に経験していること、見てきたものが多いはずです。
これにより、生涯を通しての知識と経験が時の経過を認識する能力に影響するのでは?と言われています。
なにかを初めて経験する時は、時を長く感じたりします。例えば、はじめての異性との経験、仕事、一人暮らしの始めたてなどです。
ということはすごく単純な考えですが、何か新しいことに挑戦してみると、時間の感じ方は変わるかもしれませんね。しかし、その時間を作り出すということがなかなか難しいもんです。
1日24時間、1ヶ月730時間、1年8760時間。この時間といかにうまく付き合うか。
そんなことを思う今日この頃でした。
written by TATSU
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