みなさんこんにちは、ようかんです。
先日新元号が決まりましたね!
そろそろお祭り気分が一周回って冷静になった方も多いんじゃないでしょうか?
発表がエイプリルフールだったので一ひねりあるかな?
なんてちょっとだけ期待しましたが普通に厳かに行われ
安心したようながっかりしたような心持ち。
新元号の「令和」は皆さまご存知のように万葉集からの引用だそうで
「初春の令月(れいげつ)にして、気淑(よ)く風和ぎ
梅は鏡前の粉を披(ひら)き、蘭は珮後(はいご)の香を薫す」
……み、みやび~~~~!!!
万葉集といえば古典の授業のうっすらした記憶しかないのですが
みなさんは何か覚えてらっしゃるでしょうか?
私は……古典の先生の眠気を誘う朗々とした声が思い出されます……。
おくららは……なんとか……ちはやぶる………
うん、ほぼ何も覚えていません。
でも一首だけはっきり覚えている歌があります。
「父母(ちちはは)が 頭掻き撫で 幸くあれて
言ひし言葉ぜ 忘れかねつる」
故郷を遠く離れて警護の任務に就いたが
「元気でね」と言ってくれた両親の言葉が忘れられない、
といった意味なのですが、習ったあたりがちょうど高校三年生で家を出る時期だったと思うのです。
県南生まれの県南育ちでよその土地は初めて、
不安でいっぱいの自分の気持ちに重なったのでしょうね。
1000年以上のはるか昔にも同じような思いをした人がいたことが心強く、
そして今も昔も家族が思い合う気持ちは変わらないのだと
心細い気持ちに寄り添ってくれた歌だったと思います。
その頃は生きて帰るどころか死んでしまうことも多々あったようで
その悲しみ苦しみは現代とは比較にならないですが💦
この春、学生・社会人問わず慣れ親しんだ環境を離れて新天地に飛び込んだ方もいらっしゃるでしょう。
寂しさや退屈を紛らわす方法のひとつに和歌や俳句を学ぶ…のは
ちょっとハードル高い気がするので、読書もなかなか良いものですよ~!
とお勧めして締めくくります。
蛇足ですが、印刷業的にはカレンダーの休日や伝票の日付の記載等で
てんやわんやでしたが新元号の幕開けに立ち会えてうれしく思います。
後の世に誇れるような良い時代になりますように。またそうあるように邁進したいです。
未来に幸あれ~!(まだ平成です)
written by ようかん
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