高級感を演出するデザインの、たった3つのルール

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デザイン制作担当の朝子です。

突然ですが…
貴方は『高級』であるものに何を求めていますか?

『他とは違うということで得られる優越感』
『本質を得ることでの満足感』

と言ったところではないでしょうか?
高級なものは物質ですが、『精神的なもの』でもあります。

つまり、ある商品の高級感をアピールしたい場合は、
多くの物質的情報を与えるよりも、シンプルに感情を揺さぶる方法が適していると言えるのです。

高級品の宣伝はシンプルであることが多いですよね。
本質に自信があるからシンプルと言えるのでしょうし、本質を見てほしいからシンプルとも言えます。

では、例えばパンフレット、チラシ、ポスターなどでそのような商品を宣伝したい場合、
具体的にどのようにデザインを作成すれば、高級感を演出できるでしょうか。

私なりに考えた、簡単な3つのルールをご紹介します。

 

【その1】使用する色数は極力少なく

高級感を演出するために、使用する色数は極力少なくしましょう。
例えば、黒い背景に白い文字、あとは商品写真を載せるだけ。これだけでも不思議と高級に見えます。(写真のクオリティが高いことが前提です。)
ココもココも注目させたい!と言って、他の色を次々に使用すると、チープで幼稚な印象に近づいていきますのでご注意を。

 

【その2】高級感の王道「明朝体」を使用

明朝体は洗練された印象を与える書体と言われており、事実、高級感のある広告類のほとんどに明朝体、もしくは明朝体をアレンジした書体が使用されています。

 

【その3】ゆったりと、空白を多めに

高級感の演出には、ゆったりとした空白が不可欠。
同時に、空白を設けることで、人の視線は自然と空白の中にある写真や文字に吸い込まれていきます。

×「空白→何もない」という考えではなく、
○「空白→心理作戦・視線誘導」と考えることが大事です。

以上です。

 

ここまでで高級感を演出するデザインルールをお伝えしましたが、いかがでしょうか?
たった3つですが、このシンプルなルールさえ抑えてしまえば、パンフレット、チラシ、ポスターなどの販促物で高級感を演出することは割と容易だったりします。

 

そして、これだけで終わってほしくはない情報がございます!

この3つのルールに敢えて逆らってみましょう。

その1、色数を少なく → 色数を多く
その2、高貴な明朝体 → 親しみやすいPOP体
その3、空白多めに → 情報を敷き詰める

このような感じで、ルールを真逆にしてみると…

ズバリ!
『高級感』とは真逆の『安っぽさ』が満載のデザインに仕上がることでしょう。

『安っぽさ』とはなんだか言い方が失礼ですね(^^;)
ですが『高級』とは『親しみ難い』とも言えます。

商品のポジションを考えた時、『ディスカウント感を出したい』『親しみを与えたい』という場合は、この高級ルールの逆を狙ってみてください。
それもまたデザインの正解と言えます。

デザイン制作を進めているうちに、あれこれ悩み始め、当初の意図からついつい逸れていくことがあります。
しっかりと目的を絞って、目標実現に近づけていきたいものですね。

皆様の販促活動の参考になれば幸いです!

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