サティスファイング動画って知ってます?

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みなさんこんにちは。tatsuです。
3月も後半になり日も長くなって、着々と春が近づいてきています。
春っていいですよね。ゆったりと流れる雲をぼーっと見てたりしたことありませんか?

ところで「サティスファイング動画」ってご存知ですか?
見たことある方もいるんじゃないでしょうか?

こういった動画です。

 

見たことない方は「なんの動画?」と疑問に思われたかも知れません。
実はこの動画自体にはメッセージもコピーも意味も特にないんです。

ただこのような動画が1年程前から、SNS上で若者を中心に人気を集めています。
Instagram上では、「#satisfyingvideos」というハッシュタグの投稿は現在100万件を越えており、
密かなブームになっています。

satisfyingを日本語に訳すと「癒される、満足する、心が満たされる」という意味になります。
ご紹介した動画を見ていただくとわかるかと思いますが、特定の音楽と機械の繰り返しの動作が続くだけの動画であったり、ただ色を塗ったりしている様子を撮影した動画です。

 

なぜ、こういった動画が人気を集めているのか?
どうやら人の「脳」と関係があるそうです。

人間の脳には多種多様な情報の中から、一定の規則性や意味を持つ対象を選別し認識する機能を備えています。「パターン認識機能」と言われています。動画を見て気付いた方も多いかと思いますが、サティスファイング動画のほとんどが、パターン化された動きをする動画です。
人はサティスファイング動画を視聴している時、無意識に動画内のオブジェクトの動きをパターンとして認識しています。そして、予測したパターン通りにオブジェクトが動いていく時に人は快感を感じているそうです。

 

この「サティスファイング動画」でもっとも注目すべきなのは、
視聴完了率が非常に高いということです。
最後まで動画をみてしまう率が非常に高いのです。

これをマーケティングに応用しない手はありません。
事実、プロモーションにこういった動画を活用している企業・ブランドも増えてきています。

そしてもう一つ注目すべき点は、通常のプロモーション動画なんかと比べて
制作コストがほぼかからないということです。

機械的な動きを、定点で撮影してSNSなどにアップするだけですからね。
視聴数を獲得できてブランディングにつながれば、コストパフォーマンスに優れたコンテンツと
呼べるかもしれません。

 

企業の動画コンテンツといえば、しっかりと作り込まれたCMや、アニメーションやナレーションなど、一つの「作品」としての動画コンテンツを思い浮かべるかと思いますが、動画をつかったマーケティングはそれだけではありません。今回の「サティスファイング動画」のような、それ自体には意味を持たない動画でも、使い方次第で企業のブランディングになる動画コンテンツとなりえると思います。

自社の機械の動きや音、ルーティンワークの数々は、自分達にとっては見慣れた当たり前の光景でしかありません。ところがそれを知らない人たちにとっては、目が離せなくなる良質なコンテンツなのかもしれません。

 

 

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