こんにちは、アイクリエイト デザイナーの後藤です。
AKITA SOLUTION MAGAZINE 4回目の記事になります。
今回もよろしくお願いします!
後ほどじわりじわりとイラストつきの解説へ加筆予定です・・乞うご期待!
※2020年1月20日(月)にイラストを追加いたしました!
前回の【未経験の新人デザイナーが入社後にスキルアップできた研修 3step を新人目線で解説!】では、ひよっこデザイナーのスタートダッシュについて紹介させて頂きました。
今回は新人デザイナーあるあるをご紹介します!
デザイン業界に携わりだして間もない方やノンデザイナーさんが、いちばん初めに頭を抱える(と思われる)DTPデザインの基礎の基礎!的なお話です。これを読めばちょっとタメになる!・・はず!!
■目次
その1. アウトラインって何?
その2. CMYK?RGB?って?
その3. トリムマークって何?
■あるある?その1. アウトラインって何?どういうこと??
→パスとフォントデータ
デザインをするときには、デザイナーが持っているフォントを使ってテキストを入力・編集します。
デザインが完成して印刷したり、お客さんにデータを渡したりするとき、アウトライン化という処理が必須になるんです。
文字情報を図形に変換します。
「アウトライン取って!」とか、データ名のおしりに「ol(out line)」とかってついているのは、コレのこと。「あ」という文字を、「あ」の形の図形にしちゃいます。
この作業をしないでいると、文字がデザインしたとおりに印刷されません。
またデータで渡した場合も、受け取り手が同じフォントを持っていないと、別のフォントに置き換えられてしまいます。
■あるある?その2. CMYK?RGB?カラーモードが分からない!
→光の三原色と色の三原色
私達が普段の生活で目にしている色には、光が混ざって出来ているものと、色が混ざって出来ているものがあります。
それが、光の三原色=RGB(加法混合)と色の三原色=CMY+K(減法混合)。
スマホの画面やテレビはRGB。雑誌やチラシはCMYKというカラーモードになります。
印刷用のデータは、どの色をどれくらい混ぜるか、CMYKの配分を指示するデータになっていないといけません。
RGBのままでも印刷できるにはできますが、多くの場合は調整せずに強制的にCMYKに変換され、色がくすんでしまいます。
RGBとCMYKでは、表現できる色の数が大きく異なるためです。
チラシの制作時に画像を使っている場合は、適切なサイズになっているかと併せて、カラーモードも要チェックです!
■あるある?その3. トリムマークって何?どう使うの??
→印刷物のキリトリ線
トリムマーク(トンボ)とは、デザインした印刷物を仕上りサイズに切るときの目印。
これがないと、断裁の時にどのように切ったらいいかわかりません。
でもよく見る「キリトリ線」みたいに点線が引っ張られているのではなく、実際の印刷物に影響がないように工夫された面白い形をしています。
また仕上りサイズに切るときには、どうしてもすこ~しだけズレてしまうので、塗り足しまで色を入れる必要があります。
絶対に見えていて欲しい文字や図は、仕上り線よりも内側に入っているか確認しましょう!
私自身はじめは「この目印で、どうやって仕上りサイズに切るの??」
とよくわかっていませんでしたが、何度か作業して覚えられました。
ちなみにマンガの原稿用紙も、同じようにトンボがついています。見方も一緒です。
■まとめ
いかがでしたでしょうか。
DTP・デザインのベテランさんにとっては初歩の初歩、母国語くらい慣れ親しんだ知識の紹介だったかと思います。今回の記事は、今年アイクリエイトに加わった3名のニューフェイスが、みんな印刷に携わったことがないという所から思い立ったものでした。
印刷やデザインに関わりたての方のお役に立てれば幸いです。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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