最近、ビジネスの情報連絡ツールとして、メールではなくビジネスチャットツールを使用する動きが増えてきております。ただし、プライベートでは「LINE」というチャットツールを使用しているけど、ビジネスではメールで連絡を取り合っているという企業や人もいまだ多いのも事実。
総務省の調べでは2018年の日本のビジネスチャット導入率は23.7%とアメリカの導入率67.4%と比べると非常に低くなっております。
https://www.soumu.go.jp/johotsusintokei/whitepaper/ja/h30/html/nd144220.html
ビジネスチャットを利用した企業からのアンケートでは、業務効率改善、コミュニケーション活性化したというアンケート結果も出ております。実際、当社でもチャットワークというビジネスチャットツールを使用していますが、多くのメリットを享受しております。今回のブログでは、実際にビジネスチャットをつかった経験をもとに、いかにビジネスチャットが職場に与えるメリットがあるのかを述べたいと思います。
ビジネスチャットのメリット
1.社内コミュニケーションが活性化する
全社員がビジネスチャットを使用することにより、いままでとれていなかったコミュニケーションが容易にとれるようになります。多くの人が、普段、「LINE」などの利用でチャットでのリアルタイムでのコミュニケーションのとり方に慣れているため、ビジネスにおいてもチャットを利用したコミュニケーションが円滑にとれているようです。リアルタイムで連絡ができることが、スピードが求められている時代にマッチしているようです。
2. 情報やスキルのシェアがされる
ビジネスチャットを使用することで、個人間だけではなく同時に多人数とのコミュニケーションもとることができます。
これにより、個人が入手していた情報やスキルはいままで、個人が自分の引き出しにしまっていたものを、会社をあげてオープンにさせることで、情報が共有され、コミュニケーションの向上、全体の情報力やスキルアップにつながります。
3.業務スピードが速くなる
メールのような挨拶文などはいりませんので、要件だけを素早く相手に伝えることができます。連絡・報告などのスピードが格段に速くなり、それにつれ業務のスピードも速くなっていると感じます。
4.いろんなデバイスで利用しやすい
PCでの使用はもちろんのこと、スマートフォンなどにも専用のアプリなどがあるため、とても使いやすく外出していても簡単に利用できます。
デメリット
デメリットを強いてあげるとすれば、
対面でのコミュニケーションが減少してしまうことです。
ただし、このデメリットを超えるほどのメリットを有しているためビジネスチャットを使用しない手はないです。
しかし、大事な案件などはきちんと対面で話してコミュニケーションをとることをおすすめします。
おすすめチャットツール
そこで、どういったビジネスチャットを使用すればいいかどうかですが、
ズバリおすすめは
Chatwork(チャットワーク)
チャットワークは日本人がつくった日本発のビジネスチャットです。
2019年12月末日時点で導入者数は246,000社を超えています。
おもに4つの機能があります。
1. チャット
社内外のユーザーと案件や部署単位で作成し、複数人で会話を進めることができます。
2.タスク管理
自分用や相手への依頼などのタスクを作成することができ、そのままTODOとして利用できます。
3.ファイル管理
やりとりしたデータを一覧で閲覧、ダウンロード可能です。オフィスファイルや画像ファイル、PDFなどをアップロードすることができます。
4. ビデオ/音声通話
チャット参加メンバーとビデオ通話を使用して対面で会話できます。
とくにおすすめポイントがタスク管理です。
このタスク管理が秀逸で自分のTODO管理だけではなく、さまざまな人を巻き込んで期限付きでタスク管理できます。
お客様とのお約束や部下への指示依頼なども管理できるのでとっても便利です。
気になる料金はビジネスプランで1ユーザー/月 500円です。
まずははじめに無料プランで試してみてください。
無料プランでできること。
・個人間コンタクトは無制限です。
・1:1でのビデオ通話/音声通話
・5GBストレージが使用できます。
・累計14グループチャットまで登録できます。
複数人でのチャットを使用することが少なければ永遠に無料プランでもいけると思います。
当社ではビジネスプランと無料プランを併用しながら使用しております。
個人によってはグループチャットの数が累計で14を超える人が出たためです。
他のプランはこちらの表をご覧ください。
エンタープライズプランはセキュリティ面を強化したい人にはおすすめです。
写真はチャットワークHPより掲載
当社では他にもチャットワークの他に
Slack(スラック)
も使用しています。
slackはアメリカ発の世界各国で使用されている
日間アクティブユーザー数1200万以上のビジネスチャットツールです。
チャットワークと比較すると、タスク管理はできないのですが、
外部サービスとの連携が豊富で拡張性であればChatworkよりSlackのほうに分があるでしょう。
エンジニアの世界ではslackを利用する人が多いようです。
料金はスタンダードプランで1ユーザー/月850円になります。
チャットワークよりちょっと高いですね。
ただし、無料プランはグループの数に制限はありません。
(メッセージの履歴数には10,000の制限あり)
こちらも無料プランがありますので、ChatworkもSlackの両方の無料プランをためしてみてはいかがでしょうか?
ビジネスチャットはこれからの働き方改革、生産性アップ、デジタルシフトには欠かせないツールです。
現状維持のバイアスが働き、テクノロジーを受け入れられない人もいるかとは思います。
しかし、好む好まざる関係なく、ビジネスチャットを導入しなくては競合においていかれるのは世の流れ。
できるだけはやくの導入が求められます。
まずは普及率の高い、ChatworkとSlackをためしてみはいかがでしょうか?
きっと良い結果が待ってますよ。