最近ニュース記事で、就活が早期化しているというのを目にしました。
「就職プロセス調査(実施:リクルート就職みらい研究所)」によると、24年卒大学生の就職内定率は前年同時期を10.3ポイント上回り48.4%(2023年4月1日時点)となっているそうです。
経団連や政府が定めてきた「3月1日広報活動開始、6月1日採用選考開始」というルールよりも早く、採用プロセスを進める動きが業種に関係なく起きています。
就活の早期化は、企業の採用意欲の高まりを表しています。
日頃より採用活動のお手伝いをさせていただいている弊社にも、採用サイト等を制作したいというお問合せが日々増えてきております。
そこで今回、興味を持ってくださる方が多い、採用サイトのつくり方についてお話ししたいと思います。
ただしすべてを一遍にとなるとボリュームが多くなりますので、今回は一番最初に考えるべき「ターゲット」についてお伝えしていきます。
ターゲット設定の重要性
サイト制作で一番最初に行うこと。
それは、ターゲットを設定することです。
なぜターゲット設定が大事なのかというと、次の3つの理由からです。
①求職者の視点に立つことができる
新入社員としてこの企業で働いたらどうなるかを考えることで、求職者が望む情報を見つけやすくなります。
企業から発信する情報が、求職者にとって魅力的であるほど採用効率は高まります。
一人当たりの獲得コストが下がり、希望通りの人材を獲得する可能性が高まるからです。
②入社後の定着率が高まる
企業側が求める条件をきちんと提示することで、どのような仕事をするべきか相手も理解できます。
実際に働きだしてからも、想像していた仕事とのギャップが少なくなり、社員の定着率が上がるはずです。
③欲しい人材の社員間の認識のズレを防げる
自社にとってどのような人材が必要かが明確でなければ、合否判定が正しく行われないといった問題につながりかねません。
意思決定時の認識のズレが原因となり、入社後のミスマッチを引き起こす可能性があります。
ターゲットを言語化することで認識を合わせるという作業はとても重要です。
ターゲット設定の流れ
次に、ターゲットを設定するための流れを解説していきます。
①ターゲットの人物像の要件をリストアップ
希望する人物像の特徴を考える上で、ヒントにしたいのは現場で活躍している社員の方。
日々の仕事に対する考え方や入社理由、就活中のエピソードなどを聞いておくとイメージが湧きやすくなります。
それを元に要件を書き出していきましょう。
・年齢
・性別
・学歴
・経歴
・年収
・転職する上で重視するポイント
・スキル
・仕事とプライベートの考え方
・ライフスタイル
などなど
②実際に詳細な人物像を作ろう
求める人材の要件を書き出したら、それを元に詳細な人物像を作ります。
物語のキャラクターを想像するような感覚で、深堀りしていきましょう。
③日々ブラッシュアップする
ターゲット像は一度決めたら終わりというものではありません。
設計を進めていくうちに、当初の目的からズレてしまったり、
また、理想を高く持ちすぎて、なかなかマッチングできないという可能性もあります。
状況に応じて適宜修正を施し、PDCAを回しながらアップデートさせていきましょう。
ターゲット設定で押さえたいポイント
次のグラフは、求職者が採用サイトの中で見たい情報についてのアンケート結果です。
「仕事内容」がダントツで59.1%。次いで「企業情報」37.0%、「福利厚生」32.8%と続きます。
求職者側が知りたいと思っているこれらの情報を効果的に伝えるためには、自社の強みを把握しておく必要があります。
他社にはない自社ならではの魅力を、予め明らかにしておきましょう。
さいごに
今回は、採用サイトのターゲットについてお話ししました。
ターゲットを明確にすることは、今後の採用活動を占う重要な一歩目となります。
ぜひ社内の多くのリソースを巻き込んで、自社に合ったターゲット設定を行なっていただければ幸いです。
皆さまの採用活動の成功をお祈りしております。
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Written by JUNE