採用サイトのコンテンツ選びについて

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以前の記事で、採用サイトのターゲット設定のお話しをしました。
(参照:採用サイトのターゲット設定について

ターゲットを明確にすることで採用サイトの方向性が定まり、
採用活動の効率化につながっていくという趣旨のお話しでした。


ターゲットの次は、コンテンツ選びが重要になります。

優秀な人材を求めるなら求職者の母数が必要です。
母数を獲得するためには、自社を知ってもらい興味を持ってもらう必要があります。

そのためには、「この会社は魅力的な事業をしている」「社風が素敵」というような訴求力のあるコンテンツが欠かせません。

というわけで今回は、採用サイトを構築するための第2ステップ「コンテンツ選び」についてお話しをさせていただきます。




採用サイトの重要性



こちらのグラフをご覧ください。

キャリタス就活2023「採用ホームページに関する調査」(2022年7月発行)


こちら就活生が企業リサーチする際に活用した情報源を訊ねたアンケート結果です。
一番活用したのが、採用サイトであるという結果が出ています。

多くの求職者が採用サイトの情報を非常に頼りにしていることが分かります。

ただし、何でも載せれば良いというものではありません。
過不足なく、整理された情報を届ける必要があります。




基本コンテンツ


企業理念


会社の考え方と合わなければ、せっかく採用してもミスマッチを引き起こす恐れがあります。

企業理念やミッション・ビジョンを載せることで、自社にマッチする人材とつながる可能性が高まります。
理念の背景やストーリーを紹介し、より求職者の共感を得られるように努めましょう。




会社概要



会社の基本情報。
この情報がなければ応募すべきかの判断ができないので、抜け漏れのないよう記載しましょう。

・社名
・代表者名
・本社所在地
・創業年
・企業の沿革
・資本金
・事業内容
・従業員数
・主要取引先




事業内容



具体的な事業の内容も求職者には欠かせない情報です。
自分が就くであろう仕事に直結する内容なだけに、整理してまとめましょう。

画像を用いたり、事業を横断して活躍する社員の紹介などがあれば
より興味を喚起し心に残るものとなるでしょう。





募集要項



ここからがより採用に特化した情報となります。

主に次のような条件が一般的です。

・職種
・雇用形態
・業務内容
・給与、賞与
・福利厚生
・勤務時間
・就業場所
・応募条件

しかし、求人サイトと違いフォーマットがあるわけではないので、
自社独自の内容を加えるなどして求職者に喜ばれる判断材料を提供しましょう。





選考の流れ


求職者が「いつまでに何をするのか」を分かりやすく提示します。
あくまで求職者の目線に立ち、知らなくて不安に思われる要素は取り除きましょう。

「応募は○月○日までに行う」「説明会、面接のスケジュール」「選考結果が判明するのはいつ頃か」

求職者は複数の企業にアプローチしていることも多いです。
他社比較で、案内が不十分なことで敬遠されるといったことがないよう抜けめなく行いましょう。




応用コンテンツ



社員インタビュー


社員の生の声を届けることで、求職者自身が実際に働くイメージ作りを助けます。

代表・幹部・管理者・中堅・若手とさまざまな属性の社員がいるはずです。
できる限りバラエティに富んだ人選をしましょう。
求職者の立場によって知りたい情報が異なるからです。

新卒者であれば、自身と世代や価値観の近い若手社員の話しを聞きたい方が多いでしょう。
40代の転職希望者なら、上司の考え方や姿勢が共感できるものか秤にかけるかもしれません。

さまざまなモデルケースを提示しましょう。



1日の流れ


出勤から退勤までの実際に働く様子を見せることで、自分にそのイメージを重ねやすくなります。

自分一人で行う仕事の時間、社内外の人との関わり方などから
多くの情報を想像できるコンテンツです。


参考:弊社採用サイト



インフォグラフィック


自社にまつわるデータを数字やグラフで視覚的に表現します。

例えば「数字で見る〇〇社」として社員の有給取得数、趣味ランキングなどを紹介する事で
自社の強みや魅力を楽しく感じていただくメリットがあります。

参考:株式会社山本産業様 採用サイト



採用動画


動画は文字の5,000倍の情報量を伝えられると言われます。

文字だけでは伝えきれない情報を捕捉してくれる優れものです。
「社内設備を見たい」「社員の話しをする雰囲気」など、細かなニュアンスを伝える事で
求職者の感情に訴えることができます。



さいごに


今回は、採用サイトのコンテンツ選びについてお話ししました。

自社の強みやアピールができるコンテンツを、この記事を参考に考えていただければと思います。

そして決して自分よがりではなく、ターゲットとする求職者が求める情報は何かという視点で構築いただければ
良い結果につながっていくものと確信しています。

また、採用サイトは完成したら終わりというわけではありません。
定期的なコンテンツの精査や効果測定を行い、改善を重ねていきましょう。

皆さまの採用活動の成功をお祈りしております。


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Written by JUNE


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