以前、新聞折込チラシについてのお話をいたしましたが、
集客に役立つチラシ虎の巻 第8回 〜さあどっち!新聞折込とポスティング〜
ときどきお客様から新聞折込チラシは何曜日に折り込めばいいの?というご質問を頂戴します。
そこで、秋田県横手地域の新聞折り込みチラシを参照に、2018年5月から7月までの3ヶ月間、何曜日にチラシが一番折り込まれるか、データをとってみました。
すると、チラシが折り込まれるのが一番多い曜日は、「金曜日」(平均16.625枚)次に「土曜日」(平均13.25枚)でした。
一番少ないのは、「月曜日」(平均6.5枚)二番目に少ないのは意外ながら「木曜日」(平均7.125枚)となりました。
ただし、そのお店の規模や業種によっても折り込む適正な曜日というのは違ってきます。
例えば、
○地域シェアトップのお店の場合
地域で一番店のお店の場合は、サービスと価格とも2番店に勝つ自信があるお店だと思われます。そういうお店は、土曜日と日曜日の売上が一番多いとすれば、土曜日にチラシを折り込むのが良いでしょう。
一方、地域2番、3番店の場合は同業種の折込日を避けて、その前の日の金曜日に折り込んだほうが良いでしょう。ただし、データから考えると、金曜日は折込チラシが多い日です。他のチラシに埋没する恐れもあるので、木曜日に折り込むことも視野にいれてください。ここで、チラシの効果は最高でも4日間と覚えておいてください。3連休などでつづくセールには月曜日までの効果がうすくなることも覚悟しなくてはいけません。
○通販、リフォーム(電話反響型)のお店の場合
また、来店してもらうことが目的ではなく、電話反響型と言われる通販やリフォームなどの業種の方は、チラシが少ない月曜日や木曜日に折り込んでください。その他のスーパーなどの来店型のチラシに埋もれないでじっくりと読んでいただく可能性が高まります。
○小規模事業者
小規模事業者が折込チラシではなくポスティングで潜在客を狙うこともあるかと思います。その際はぜひ、月曜日を狙ってみてください。平均枚数6.5枚ということからも、他のチラシが少なく読まれる確率は高くなっていきます。
○ファミリーターゲットの業種
ファミリーをターゲットにする業種は、土曜日(競合店が多ければ金曜日でも)に折込チラシを入れると良いと言われております。休日に家族が相談をでき、比較的単価の高い商品も選ばれる傾向にあります。大型店、自動車、家電、住宅関連。
○主婦層ターゲットの業種
スーパーマーケットの折込チラシが多く、主婦層は火曜日に折込チラシを習慣的に見ると言われています。また、平日でも買い物できる主婦層の比較的アクティブに動ける日です。週末に買った食品が切れる頃でもあります。
というように規模や業種によってもチラシを折り込むべき曜日がちがってきます。ぜひ上記を参考にしてみてください。
しかし、いちばん大事なのは、自分でチラシを出した日をきちんとデータをとり、反響率をはかることです。ご来店やお電話をいただいたお客様になにを見て当店を知ったかを聞いて、それぞれの反響数をデータとしてとっておいてください。チラシを出す頻度にもよりますが、データの量が多ければ多いほど、自分のお店の適正なチラシの出し方がわかってくるはずです。
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