少子高齢化・・・随分前から聞く言葉で人口の減少はもちろん問題ですが、
見落としがちなのは生産年齢人口の減少。
これからは人口の減少率より生産年齢人口の減少率が上回ります。
生産年齢人口が減少するとどうなるか・・・単純に働く人がいなくなります。
昨今は採用したくても採用できない、採用難が続いています。
そこにさらに追い打ちをかける生産年齢人口の減少。
今後ますます、企業は労働力および労働者の確保が急務となります。
そこで、企業で取り組んでいるのが、デジタル化(IT化)による省力化・省人化です。
最近はスーパーでセルフレジを見かけるようになりました。セルフレジ4台に1名のスタッフでした。
この究極のスタイルが、アマゾンがシアトルにオープンした「アマゾン・ゴー(Amazon Go)」ではないでしょうか。
ほぼ無人のスーパーです。スマホがあれば買い物は完結します。
このようにデジタル化(IT化)による省力化・省人化の社会は、これからも増え続けることでしょうし、
これにより人口減少や生産年齢人口の減少による社会構造が少しでも改善されるのではないかと思います。
人も企業もデジタル化(IT化)の波に後れを取らないよう、
アンテナをしっかりはり、取り残されないようにしないと。。。
「デジタル化(IT化)=いいことずくめ」のように書いてしまいましたが、
先日、近くに行けば必ず寄るいつも行列のラーメン屋さんの自動券売機が「人」に変わっていました。
アナログへの回帰です。
自動券売機は「注文~会計~着席」まで無人で、省人化・省力化のメリットが目に見えると思うのですが、
なぜ、入口で「人」が注文を聞いて会計して、席まで案内するのか。
前者は、券売機では何を注文するか迷う人がいたり、どこに座るかを考えたりと流れが悪い。
後者は、「人」が応対するので、注文を決めやすく、席も誘導してくれるので、ストレスなく流れる。
(ちなみにメニューは、ラーメン1種類のみで、麺の太さが3種、パクチーとチャーシューの追加のみです)
私見ですが、お客様のことを考えた場合、後者かなと。実際、行列でも流れが早かったです。
なんでもかんでも、デジタル化ではなく、状況に合わせてアナログへの回帰も必要だなと感じた昼下がりの出来事でした。
ちなみに家の居間の時計、デジタルからアナログに変えました。
子どもに時間感覚を養ってもらうために。。。
written by しゃー
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