こんにちは!デザイナーの朝子です。
突然ですが、皆さまは「明朝体」と「ゴシック体」どちらがお好みでしょうか?
「明朝体」は、堅実・信頼・高級という印象を受けますね。
「ゴシック体」は、明朝体に比べ親しみがあり、安定した印象も感じます。
同じ文言でも、書体が違えばイメージが変わることは、皆さまもご存知かと思います。
ですので、読み手に「こんな印象を与えたい」という意図で書体を選択すると効果的です。
そして「こんな印象を与えたい」とは逆に「このターゲットを引き付けたい」という目的で、書体を使い分けることも可能です。
紙面などのデザインにおいて、見出しに使用する書体は、見た目の印象を決定づける大きな要因となります。
代表的なこの2つの書体ですが、さらに『ウェイト(太さ)』も調整することで、男女別のターゲットを狙うことに役立てられるのです。
例えば、雑誌を意識して見てみると一目瞭然だったりします。
男性向けのファッション誌・家電雑誌・ビジネス本などには、太ゴシック体が多く使われています。
一方、女性向けのファッション誌や情報誌には、細いゴシック体や明朝体が多く使われています。
イメージとしてはこのような感じです。
同じテーマと文言ですが、男女の好みに合わせて写真と書体のウェイト(太さ)を変えています。
A:男性向け B:女性向け
写真の影響を除いても、書体の持つ影響は明確に表れます。
いかがでしょうか?
使用している写真は同じですが、男性向けか女性向けか、印象の違いは簡単に伝わるかと思います。
A:男性向け B:女性向け
デザインは複合的な要素で心理作用を与えます。
今回はその中の一つのご紹介でした。
少しでもお客さまの販促成功のお役に立つことができるなら幸いです!