AKITA Solution Magazine vol.7〔2017.6.7〕採用活動は、営業活動と心得よ

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////////////   目次   /////////////////

・ごあいさつ………………… 2018年新卒採用活動始動!!
・最新ニュース……………… 秋田県内の有効求人倍率(平成29年5月30日発表)
・特集………………………… 採用活動は、営業活動
・合同説明会情報…………… 6月に秋田県内で行われる合同説明会をピックアップ
・編集後記…………………… 熱意の数値化(1)

■ ご あ い さ つ ━━━━━━━━━━━━━━━・・・・・‥‥‥………

『2018年新卒採用活動始動!!』 written by 安藤

はじめに、採用について言えば現在のこの売り手市場の中、日々の採用活動において
は大変ご苦労されているものと思います。
2018年3月卒業予定者の採用選考が前年度と同じ6月1日より始まりました。
ご存じの通り、この経団連の決定に従わなければならないのは、経団連に加盟してい
る約1,300社の大手企業だけです。加盟している企業の中にすら独自のスケジュールで
動いている企業もあるくらいで、県内の多くの企業様においては「いつ採用活動を
行ってもよい」と言えます。しかし、いつでも採用活動ができるからといって闇雲
に行うことは避けましょう。
あまりにも早い時期に採用選考を開始しても学生から応募がなかったり、内定辞退で
あったり、逆に遅すぎても大半の学生は他の企業様に取られてしまっています。
ここで重要なのは、「その年の採用選考スケジュールをしっかりと把握する」ことです。
スケジュールを把握したうえで、「このタイミングで説明会を実施して、いつ頃面接
をして、いつ内定を出して内定式を行うか」などを明確に決定することです。このタイ
ミングを間違えてしまうとその後の採用活動の結果が大きく変わってしまうでしょう。
何事もルールを理解したうえで行わなければ結果は見えています。
改めて基礎から見直されてみてはいかがでしょうか。
次回は、今や中小企業の採用活動において要とも言われる「インターンシップ」につい
てお話したいと思います。
結びとなりますが、つい先日まで真夏のような暑さが続いたかと思ったら6月に入り季節
外れのこの寒さで皆様、体調など崩されていないでしょうか。
新卒採用に向けて慌ただしくなるこれからに向けてどうぞご自愛くださいませ。

■ 最 新 ニ ュ ー ス ━━━━━━━━━━━━━・・・・・‥‥‥………

『秋田県内の一般職業紹介状況(平成29年5月30日 秋田労働局 発表)』

【概  況】
○秋田県内の求人数    22,174人
○就職希望者数      19,131人
○秋田県の有効求人倍率  1.33倍

平成29年4月の一般職業紹介状況をみると、有効求人倍率(季節調整値)は1.33倍となり、
前月を0.04ポイント上回った。(全国平均は1.48倍、前月に比べ0.03ポイント上昇)

有効求人数(季節調整値)は前月に比べて1.2%増加、有効求職者数(同)は1.9%減少。
雇用保険受給者実人員は、前年同月に比べ14.1%減少となり、同比47か月連続で減少した。
県内の雇用失業情勢は、改善の動きが続いている。

■ 特 集 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━・・・・・‥‥‥………
 
『採用活動は、営業活動』 written by 佐藤(義)

今回は、採用活動の心構えについて、お話したいと思います。
企業が欲しいと思う人材をどのように獲得するのか。採用ご担当者のみならず
経営者様も頭を悩ませているところかと思います。
しかし、視点を変えて、「採用活動は営業活動」と捉えることで、自ずとその
答えは見えてくるように思います。

大きな得意先を獲得しようとした時、私たちは多分、社内の営業マンの中でも
選りすぐりの社員を投入することでしょう。営業部の中でもエースと呼ばれる
人材です。どうしても取りたい案件に、新人を登用するなどという挑戦はしな
いように思います。

どのような案件であれ、最終的には一対一の面談で相手を”落とす”ことが必要になります。
つまりは、最後には経営者=社長との面談によって、”自社を買ってもらう”か
が重要になるわけです。
せっかくの内定が取り消しになっては、業務における失注と同義語になってしまいます。
ほとんどの方は、採用活動を部品調達や購買活動の延長線上と捉えているので
はないでしょうか。

しかし、どんなに良い商品でも営業活動が振るわなければ、売上にもつながりません。
それと同様に採用においての”営業活動”こそ、重要視しなければならない点なのです。

一般的な得意先獲得までのプロセスを以下に示します。
(1)ターゲット選定
(2)戦術・戦略の策定
(3)アプローチ
(4)商談
(5)ヒアリング
(6)プレゼン
(7)受注

これらを採用活動に当てはめてみましょう。
(1)ターゲット選定=自社が必要としている人材を広告などを通して探します
(2)戦術・戦略の策定=それらの人材へどのようにアプローチするかを検討
(3)アプローチ=様々な媒体を通して、自社のメリット・良さをアピール
(4)商談=反応があった学生との面接・面談のアポ獲得
(5)ヒアリング=実際的に学生との面談・ヒアリング
(6)プレゼン=自社の魅力をアピールして入社意思を高めます
(7)受注=内定通知、入社決定

いかがでしょうか。
以上の課程で大事なのは、(6)プレゼンです。
自社の良さ・魅力(話すだけではなく体験してもらうことも重要)をアピールして
理解を得ます。
短期的な利益を生む営業活動と違って、採用活動は、その人材が利益を生むまでの
長期的な営業活動と捉えることが必須になってくるのです。

■ 合 同 説 明 会 情 報 ━━━━━━━━━━━・・・・・‥‥‥………

◎秋田県合同就職面接会(秋田市)
6月26日(月) 13:00~17:00
場所:秋田ビューホテル
http://www.pref.akita.lg.jp/pages/archive/24772

その他、合同説明会情報は、発表されておりません。
各WEBサイトをご確認ください。

◎秋田県就活情報サイト
https://kocchake.com/

◎合説どっとこむ!
https://www.gosetsu.com/2018/

◎秋田県公式サイト
http://www.pref.akita.lg.jp/

◎大卒就職情報WEB提供サービス
http://job.gakusei.go.jp/

■ 編 集 後 記 ━━━━━━━━━━━━━━━・・・・・‥‥‥………

『熱意の数値化(1)』 written by 佐藤(義)

過日、ある事件を契機に巷では働き方改革についての議論が盛んに行われています。
社員のやる気を引き出すために様々な方策をとられている企業様も多いことでしょう。
そんな中「日本のやる気社員は6%で世界最下位クラス」というショッキングなニュー
スを目にしました。

以下、記事抜粋
 ”日経によると、米ギャラップが世界の企業を対象に実施した調査では、日本の
 「熱意ある社員」は6%しかおらず139カ国中132位だったそうです。(因みに米国は
 32%で日本の5倍以上いる!?)更には「やる気のない社員」が70%で、問題児に分
 類される「周囲に不満をまき散らしている無気力な社員」が24%もいるそうです。”

経済活動の停滞が語られて久しいですが、まさかそれを牽引していたのが、私たち自身
だったとは。あくまでもアメリカ企業の調査なので鵜呑みにはできませんが、大変衝撃
的な数字です。

ニュースメディアで日本企業の頑張りを目にする私たちにとっては、かなりの違和感です。
では「やる気」をどのようにして数値化したか。
IT分野で先陣を切るアメリカ企業を基準にしたものかもしれませんが、前述の数値化に
当たっては、成熟し切った日本の経済背景が反映されているような気がしてなりません。

やる気を引き出すことは企業が責任を担う部分もありますが、あくまで本人の意思に基づく
ものです。眠れる獅子を目覚めさせるためにどうしたらよいか。自身に語りかけてみましょう。

参考:
ブログ・ニュースまとめサイト「BLOGOS」
http://blogos.com/article/225738/

最後まで読んでいただいてありがとうございました。
次回の「AKITA Solution Magazine」も宜しくお願いします!

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