日本には中小規模の企業やお店の数が大多数を占めております。
つまり、ここ秋田においても中小規模の企業やお店が、地元の雇用や経済を支えていると言っても過言ではないでしょう。しかし、中小規模のお店や企業がチラシをつくる際に大規模の大型店などのチラシのまねをしても勝てる見込みはあまりありません。それよりも、地元密着を打ち出してお客様に寄り添う作戦に出ていったほうがチラシの効果は大きくなります。
例えば店員さんのお顔をチラシに載せたことはありますか?
大手のチラシに店員さんのお顔が掲載されていることはほぼないはずです。売る人側の写真をチラシに掲載するとどのような効果があるかというと、見る側は安心感を得られやすく、親近感もわいてきて、集客への効果が高まります。もちろん、写真をイラスト化してもかまいません。
さらに、大手にまねできないものに踏み込んでもいいでしょう。
例えば、最近当社のお客様に店員さんの写真の下にどこの高校の卒業生かを記載してみませんか?という提案をさせていただきました。
結果、店員さんと同じ高校出身の方がチラシの出身高校の記載をご覧になってご来店くださったそうです。
出身高校を記載することによって、そこに住んでいる人がそのお店に親近感がわき共通点や関係性が作り出されていくのだと思います。大手は大人数を相手にご商売を考えますが、中小規模は地元の関係性に着目してチラシをつくるのがこれから最も良い方法ではないかと考えます。
また、大手にはかなわないものの一つで商品の数や商品価格があります。そこは商品の力、商品の価値で対抗していきましょう。
1万円の商品に1万円以上の価値を見いだせれば、お客様はその商品を購入する確率が高くなっていきます。
そこで、チラシによって商品力や商品の価値をできるだけ高く伝えるようにしたいものです。
そのうちの一つに商品をストーリー仕立てにする方法があります。
例えば、黒毛和牛のヒレ肉の燻製を商品として販売するとします。
(Why)30周年を記念し、(Who)品評会で受賞した親子の生産者が、(Where)秋田の地で、(What)ミネラル豊富な雪解け水と有機飼料をエサに育てた秋田牛のヒレ肉を、手間暇かけた特殊な燻製方法で製造し、(Whom)100名様に限り、(How)特別価格、(When)期間限定で販売します。
といったように、6W2Hにそってストーリーをたてると意外と簡単です。
また、価値のさらにうえにある「ベネフィット」(利益、メリット)も、キャッチコピーなどで使用すると効果的です。
例:黒毛和牛のヒレ肉の燻製は
1,品評会で受賞された黒毛和牛のヒレ肉の燻製と一緒にワインを飲むと至福の時間が過ごせます。
この場合はワインのアイキャッチと一緒にチラシをつくると効果的です。
2,柔らかくて健康なヒレの燻製。硬くてたべられなかった祖父も孫も大満足!
この場合はターゲットを年配の方に設定し、実際に笑顔のファミリー写真などをアイキャッチやお客様の声として感想などを掲載するといいでしょう。
最後になりますが、中小規模店が大手に対抗するには、大手がしないことをあえて打ち出す必要があります。他にも、無料配送をサービスとして打ち出したり、洗練されたデザインではなく、あえて手書き風にしてみるのもいいでしょう。また、前段でも述べましたが、お客様の声を掲載するのも(できれば写真付きで)とても効果的です。
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