しかし、フォームが複雑で入力が面倒だったりエラーが出たりすると、ユーザーはストレスを感じ離脱してしまう可能性があります。
エントリーフォーム最適化は、様々な方法を用いてフォームを最適化することを目的としています。
フォームを最適化することにより、ユーザーが感じる使いやすさ、感動、印象といった体験が向上し、フォーム送信率が向上することが期待されます。
WebサイトのCVR(コンバージョン率・成果達成率)がなかなか上がらない、フォームの離脱率が高いといった悩みをお持ちの方は、ぜひご一読いただければと思います。
EFOとは
Entry Form Optimization(エントリーフォーム最適化)とは、ウェブサイトやアプリのフォーム(入力欄)において、ユーザーがデータを入力する際の操作性や利便性を向上させるために、フォームの設計やレイアウト、フィールドの順序、フィールドのラベルの表記などを最適化することを指します。
これにより、ユーザーがデータを正確かつ迅速に入力できるようになり、データ品質の向上につながるとともに、ユーザーのストレスや退屈を軽減し、フォーム送信率の向上につながります。
EFO改善のポイント
フォームの離脱を防ぐためには、離脱率が高くなる原因を知り改善することが重要です。
EFO改善のポイントは、以下のようなものがあります。
(1)入力フィールドは48ピクセル以上の高さにする
スマートフォンで入力する場合タッチスクリーンで操作するため、指が大きな方や高齢者の方など、タッチ操作が難しいユーザーにとって特に重要です。
ストレスなく目的の入力フィールドをタップするには48ピクセル以上の高さにしましょう。
(2)フォントサイズは16px以上にする
フォントサイズが小さすぎると、単純に読みにくいという問題に加え、一部のモバイルブラウザでは拡大表示する機能をつけているものがあります。
入力フィールドのフォーカス時に意図せず拡大表示されてしまうとユーザーはストレスを感じ、さらに、拡大されたものをピンチ操作で元に戻す際に、誤操作が発生することもあります。
フォントサイズは16px以上にしておくと、自動で拡大されることもなくなり、誤操作も発生しなくなります。
(3)フォームの入力項目は必要最低限にする
フォームの入力項目が多いと、ユーザーはストレスを感じて離脱してしまう可能性があります。
入力項目は必要最低限にするようにしましょう。
(4)フォームの自動保存機能をつける
内容の不備や未入力の項目があって再入力が必要になった際、パスワードやメールアドレスなどがエラーのたびにクリアされてしまうと、離脱率は高くなってしまいます。
誤操作や中断などがあっても、フォームの自動保存機能をつけることで再入力の手間を省くことができ、ユーザーは続きから入力できるので、離脱率は低くなります。
(5)エラーの原因を明確にする
エラーが出ても間違いの箇所が分からないと、離脱率は高くなります。
「誤った入力形式です」「入力内容に不備があります」といったエラーメッセージは、ユーザーにとってはわかりにくいものです。
例えばメールアドレスの形式が間違っている場合、メールアドレスの入力欄のすぐ近くに「メールアドレスは○○@○○.○○の形式で入力してください」というように赤字で表示させるなど、どこがどのように間違っているのか、エラーの原因を明確にすることでユーザーはエラーを修正しやすくなります。
(6)リセットボタンは置かない
リセットボタンを送信ボタンと同列に配置すると、ユーザーが送信するつもりで誤ってリセットボタンを押してしまい、入力した情報が消えてしまいます。
また初めから入力し直すことになるため、ユーザーはストレスを感じて離脱してしまうでしょう。
そもそも、申し込みやお問い合わせを途中でやめる場合、ユーザーはリセットボタンを押さずページを閉じると考えられます。
メリットもなく不要なので、リセットボタンは置かないほうがいいでしょう。
まとめ
今回ご紹介したポイントを実行し改善することで、フォームの送信率を向上させることができます。
ぜひ一度ユーザーの目線に立って自社のフォームを使ってみて、ストレスになる部分を改善してみてください。
当社ではWeb制作をはじめ、様々なエキスパートが
お困りごとについての施策や改善案をご提案させていただきます。
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