先日、県の合同就職説明会に参加してきました。
参加者の人数はそこまで多いとは感じませんでしたが、
学生の皆さんの熱量や出展されている各企業の真剣度を肌で感じてまいりました。
売り手市場と言われる近年の採用市場において、
弊社では多くの企業様から採用に関する相談を受ける機会が多くなっております。
その中で感じたのは、採用計画をきちんと共有できている企業が
意外に少ないという事実でした。
「さまざまな採用施策を打っているが成果に繋がらない」
このような課題を抱えている企業の皆様は、
採用計画を今一度立ててみるということをおすすめいたします。
今回はそのポイントをお伝えしていいければと思います。
ぜひお付き合いください。
採用計画の必要性
効果的な戦略の策定
採用計画を立てることで、適切な採用戦略を策定することができます。
採用方法や媒体の選定、ターゲット層の特定など、
計画的にアプローチすることで、より効果的な採用活動が可能となります。
採用資源の最適化
必要な予算や人員などのリソースを適切に配分することができます。
無駄な費用の削減や、採用活動に必要なリソースの適切な確保ができます。
適切なスケジュールと手順を設定し、採用活動を円滑に進めていきましょう。
企業ブランドの向上
企業の魅力を整理して伝えることが可能になります。
求職者にとって魅力的な企業としてのイメージを築き、自社が求める人材を引き付けることができます。
また将来的には、人材の定着を促す効果も期待できます。
採用計画の進め方
①求める人材の要件を明確化
自社の理念や経営方針から求める人材の要件を具体的に定めます。
・どんなスキルや経験をもっているか
・どの部門やプロジェクトに必要か
・どのような成果を目指していくか
この3つの要素を複合的に考え、
単に「経験豊富な人材」といった曖昧な定義ではなく、
「2年後に年間5,000万円の売上を目指す新規事業の中心的な役割を担えるような、
プロジェクトリーダーの経験のある人材」
というような具体的な要件を定めます。
そして経営層と現場の責任者との間で齟齬がないように擦り合わせを行います。
②目標の設定
具体的で測定可能で達成可能な目標を設定します。
・採用人数
・採用ポジション
・達成期限
・必要なスキルセット
達成度を定量的に評価し、成果を可視化することで効率的に進められます。
一つの目標に向け、さまざまな取り組みを行なっていくことで
モチベーションを保ちながらパフォーマンスを向上させることにつながります。
③自社の強みを明確化
自社の強みを明確にすることで、求職者に対して魅力的なアピールポイントを提供できます。
競争が激しい採用市場では、他社とは違う自社の強みをアピールする必要があります。
自社の文化や価値観に合致する候補者を選定することで、
定着率の向上やチームの一体感の形成につながります。
また一方で、求職者のニーズを理解することも重要です。
求職者のニーズに合致しなければ、強みとはなり得ません。
【求職者が求めていて、競合には真似ができない、自社ならではの強み】
それを明確にしてアピールしていきましょう。
④採用チャネルを明確化
求めるターゲットによって効果的なチャネルは変わります。
・ハローワーク
・大手求人サイト
・業界求人サイト
・こっちゃけ
・Indeed
・合同説明会
・企業サイト
・SNS
・新聞・雑誌
ターゲットの特性や行動パターンに応じて適切なチャネルを選択しましょう。
また、各チャネルの成果をモニタリングし、必要に応じて改善を加えます。
成功した取り組みを継続し、失敗した点を改善することで、
持続的な戦略を実行していくことが求められます。
⑤採用スケジュールの明確化
求人広告の配信、選考プロセス、面接の日程などを明確にします。
それにより
・候補者とのコミュニケーションが円滑になり信頼関係を作れる
・候補者が求人に応募しやすくなり、機会損失を少なくできる
・採用活動に係るコストを最適化し、効率的なプロセスを実現できる
各フローごとの開始期限、対応期限を明確にして計画的に進めていきましょう。
さいごに
今回は、採用計画の作り方を5つのステップでお話ししました。
採用は企業の成長に不可欠な要素です。
自社の採用計画を見つめ直すことで、戦略のアップデートにつながります。
戦略のアップデートは自社のブランディングとなり、
現社員にとっても自社を見つめ直すきっかけとなり得ます。
結果、人材の定着や人間関係強化につながり、一石三鳥の成果を産み出してくれる期待が持てます。
最後までご覧いただきありがとうございました。
皆さまの採用活動の成功をお祈りしております。
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Written by JUNE