みなさんお久しぶりです。飛べない雀です。
緊急事態宣言が全国で敷かれて、前以上に自粛ムードが強まっております。
みなさまも自粛されていると思いますが、なかなかにストレスが溜まりますね。
リアル麻雀ももちろん打てません。
とりあえず、オンラインではなんぼでもできるんですが、物足りませんね。
元々オンラインでしかほとんどしてなかったのですが、表情、視線、間、発声のトーン等、リアル麻雀でしか感じれないものを求めてリアル麻雀にのめり込んだ派ですので、
だいぶ物足りん!!
基本オンライン麻雀ゲームは理牌(リーパイ・・・配牌を見やすいように並べ替えること)も自動、フリテンも教えてくれる親切設計。ドラも目立つように指摘してくれたり。
優しすぎるのもいかがなものか。。。
まぁけどそれでなんとなく覚えて楽しめるという方もいるでしょうからね。
ルールも役もゲームの流れも学ぶことができますからね。
しかし、気づいてしまいました。
点棒の払い方が学べないじゃないか?!
ゲームだと上がった時の点数を勝手にもらったり、払ったりしてくれるけど、
リアルだと全て自分でやるのが基本です。
「言っても申告された点数払えばよくない?」って思う方もいるかもしれませんが、
どうせなら「かっこいい」と思われたくないですか?w
なので、今回は「気遣いが出来る大人な点棒の支払い方」をご説明します!!
25000点持ちスタートという前提で説明したいと思います。
↑の図が点棒です。
上から、
・10000点棒
・5000点棒
・1000点棒
・100点棒
です。
500点棒があるのが一般的ですが、画像なかったので、ある程で話します。
スタートの段階では全員が
10000点×1本、5000点×2本、1000点×4本、500点×1本、100点×5本
となってます。合計25000点になってるはずです。
では何個か例題です。
第1問
ゲームが開始した東1局。
あなたは幸先悪く、他の人に3900点を振り込んでしまいました。
3900点を支払わなければなりません。
さてあなたはどうゆう払い方をしますか?
A.5000点棒で支払う
B.1000点棒×4本で支払う
C.3900点ちょうどになるように支払う
第2問
ゲームが開始した東1局。あなたは親です。
幸先悪く、子に倍満をツモ上がられました。
支払いは子4000点、親のあなたは8000点支払わなければなりません(東発だとけっこー凹むやつw)。
子の二人が5000点棒で支払いました。
さてあなたはどうゆう払い方をしますか?
A.1000点棒×3本、5000点棒×1で支払う
B.10000点棒で支払う
C.100点棒×5本、500点棒×1本、1000点棒×2本、5000点棒×1本で支払う
第3問
ゲームが開始した東1局。あなたは子です。
中盤にさしかかり、あなたはタンピン赤々イーシャンテンです。
鼻息荒くなってるところで、他家が「ツモ!300,500」。
あなた「・・・・・・・・」
親の方が500点棒を支払い、子の一人が100点棒×3本で支払いました。
さてあなたはどうゆう払い方をしますか?
A.500点棒×1本で支払う。
B.1000点棒×1本で支払う。
C.100点棒×3本で支払う。
実はこの例題には明確な正解が存在する状況です。
答えが気になるかもしれませんが、先に払い方の基本を伝えておきます。
もしかしたら答えが変わるかもしれんね。
1.リーチ棒(1000点棒)は手元に1本は残す
これの理由はわかりますよね?
リーチする時、1000点棒を卓に出す決まりがありますが現在手元には5000点棒と10000点棒しかありません。
なので、誰かに両替をしてもらわなくてはならなくなります。
この行為が多くなると、タイムロスにも繋がります。極力無駄なことは省くのが基本です。
2.払う点棒の本数はなるべく少なくわかりやすく
例えば、1000点棒×5本、500点棒×4本、100点棒×7本で支払われたとしましょう。
瞬時にしっかり支払われたか確認できますか?暗算得意な人ならいいかもしれませんが、そうじゃない人もいますよね?
さらに支払う自分もめんどくさくないですか?3種類計16本を合ってるか確認して渡さなくてはなりません。
その数えてる時間もタイムロスに繋がります。
もらう側が把握しやすいように支払ってあげましょう。払う側も楽をしましょう。
3.可能な限り卓上で完結させる
ツモ上がりの場合、他3人から点棒をもらうことになります。みんなぴったりお釣りなしって状況ならいいですけど、
大体はお釣りが欲しいって状況になります。
それをわざわざ点箱から出すのではなく、支払われてた卓上の点棒でお釣りのやりとりができれば非常にスムーズでスマートです。
4.一人の人に、一つの点棒が偏らないようにする
一人でめちゃめちゃ上がられて、点棒稼ぎまくってる状況は置いといて、
特定の人に、特定の点棒が偏るのは効率的ではありません。
上記の1〜3を守れなくなる可能性があります。
では上の基本を知ったところで答えにいきましょう!
第1問
ゲームが開始した東1局。
あなたは幸先悪く、他の人に3900点を振り込んでしまいました。
3900点を支払わなければなりません。さてあなたはどうゆう払い方をしますか?
A.5000点棒で支払う
B.1000点棒×4本で支払う
C.3900点ちょうどになるように支払う
正解は
A.5000点棒で支払う
正解できましたか?
「B.1000点棒×4本で支払う」でもちゃんと支払えてますが、何がいけないかわかりますよね。
上の支払い方の基本の一つ「リーチ棒(1000点棒)は手元に1本は残す」を守れていません。
次局にあなたがリーチしたい場合、必ず両替が発生します。
では、「C.3900点ちょうどになるように支払う」はどうでしょうか?
支払い方の基本の一つ「払う点棒の本数はなるべく少なくわかりやすく」を守れませんね。
1000点棒×3本、500点棒×1本、100点棒×4本の計8本も卓上に出さなくてはならなくなります。
正解の「A.5000点棒で支払う」で支払った場合は、
相手から1000点棒×1本、100点棒×1本でお釣りをもらって動いた点棒は計3本で済みます。
めちゃめちゃスマートでしょ!
第2問
ゲームが開始した東1局。あなたは親です。
幸先悪く、子に倍満をツモ上がられました。
支払いは子4000点、親のあなたは8000点支払わなければなりません(東発だとけっこー凹むやつw)。
子の二人が5000点棒で支払いました。さてあなたはどうゆう払い方をしますか?
A.1000点棒×3本、5000点棒×1で支払う
B.10000点棒で支払う
C.100点棒×5本、500点棒×1本、1000点棒×2本、5000点棒×1本で支払う
正解は
A.1000点棒×3本、5000点棒×1で支払う
いかがでしたでしょう?
この問題他家の支払い方も関係することもありますが、大体子の方は5000点棒×1本で支払って1000点のお釣りをもらいます。
「B.10000点棒で支払う」の場合、あなたは1000点棒×2本で2000点のお釣りをもらうことになります。
さて、清算が終わった段階で、アガった人の点棒はどうなってるでしょう?
アガった人の点棒の移動状況はこんな感じです。
【スタート時】
10000点×1本、5000点×2本、1000点×4本、500点×1本、100点×5本
【倍満ツモ上がって点棒もらった時】
10000点×2本(+1本)、5000点×4本(+2本)、1000点×0本(-4本)、500点×1本(±0)、100点×5本(±0)
何がマズイかお気づきですね?
このアガった人は、次の局にリーチをした場合必ず両替が発生することになります。
「C.100点棒×5本、500点棒×1本、1000点棒×2本、5000点棒×1本で支払う」はもう・・・ね?
正解の「A.1000点棒×3本、5000点棒×1で支払う」で支払った場合は、非常にスマートです。
子方へのお釣り2000点をあなたからもらった1000点棒×3本から出すことができて卓上だけで完結できます。
では最後の問題です。
第3問
ゲームが開始した東1局。あなたは子です。
中盤にさしかかり、あなたはタンピン赤々イーシャンテンです。
鼻息荒くなってるところで、他家が「ツモ!300,500」。
あなた「・・・・・・・・」
親の方が500点棒を支払い、子の一人が100点棒×3本で支払いました。さてあなたはどうゆう払い方をしますか?
A.500点棒×1本で支払う。
B.1000点棒×1本で支払う。
C.100点棒×3本で支払う。
正解は
B.1000点棒×1本で支払う
でした!
正直1問目、2問目と比較するとどれもそんなに影響なく感じますが、
「C.100点棒×3本で支払う」の場合、もらった卓上を想像してみてください。
わかりやすく、お金と仮定してみましょう。
500円玉×1個、100円玉×6個。
ちょっとめんどくさくないっすか?w
もうちょいまとめてくれって思いませんか。財布もパンパンなるし。
基本は「払う点棒の本数はなるべく少なくわかりやすく」です。
なのでこの支払い方も微妙です。
「A.500点棒×1本で支払う」の場合、あなたは他の子が払った300点からおつり200点をもらって
卓上だけで完結できています。
そしてアガった人の手元には
500点棒×2本、100点棒×1本で計3本の1100点です。
さてここで500点棒の内訳を見ると
【アガった人】
500点棒×3本(+2本)
【親の人】
500点棒×0本(-1本)
【あなた】
500点棒×0本(-1本)
基本にあった「一人の人に、一つの点棒が偏らないようにする」が守れてないですよね?
実は500点棒の使い所って意外と多くて非常に便利な点棒なので、持ってない人の方が多いのは後々に影響してきます。
正解の「B.1000点棒×1本で支払う」はどうでしょう?
あなた以外の二人は、500点棒×1本と100点棒×3本をすでに払ってますので、
あなたが1000点支払うと、おつりの700点は卓上で完結できます。
さらに、アガった人が、最終的にしまう点棒は
1000点棒×1本と100点棒×1本。
お金に例えると、
1000円札一枚と100円一枚。こっちの方がもらった側は楽じゃないですか?
点棒のバランスも偏りは発生しません。
【アガった人】10000点×1本(±0)、5000点×2本(±0)、1000点×5本(+1)、500点×1本(±0)、100点×6本(±1)
【子の人】10000点×1本(±0)、5000点×2本(±0)、1000点×4本(±0)、500点×1本(±0)、100点×2本(-3)
【親の人】10000点×1本(±0)、5000点×2本(±0)、1000点×4本(±0)、500点×0本(-1)、100点×5本(±0)
【あなた】10000点×1本(±0)、5000点×2本(±0)、1000点×3本(-1)、500点×2本(+1)、100点×7本(+2)
めちゃめちゃきれいでしょ?!
みなさん全問正解できましたか?
例題の払い方ができるだけで、見る人が見ると
「こいつ・・・出来る。」って思われますよ!
正直完璧にマスターするのは難しいですが、
数えやすいようにとか、スムーズに楽できるとかを常に意識するのがとても大事なことです。
相手にとっても自分にとっても。
ゲーム中はもちろんですが、日頃から心がけていきたいことです。
おそらく全問正解できたあなたは、
普段から「段取りよく、気遣いのできるスマートな大人」じゃないですか?
そうゆう大人に私もなりたい。
written by 飛べない雀
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