こんにちは!
デザイン制作担当の朝子です。
ネットショッピング、本当に便利ですよね〜。
私自身もかなりの頻度で利用しています。
ただ『実物を見て触ることができない』というネックも付き物です。
ですので、ネットショップでは商品の紹介や写真にとても力を入れていることが見て取れます。
そこで今回は、販促に役立つ『効果的な写真』について紹介したいと思います。
ネットショップはもちろん、カタログ、チラシなど幅広い分野でご活用いただけます!
ズバリ!お客様が男性か女性かによって、商品の紹介方法に明確な違いがあります。
例として、その違いがとてもわかりやすい商品が『バッグ・かばん類』です。
男性は、商品のサイズ、用途のための収納力、スペック、ディテールなどを重視する傾向にあり、
『商品の実用性』についてよく観察します。
一方女性は、『その商品を使っている自分の姿を想像する』という傾向が高いようです。
それが例え実用品であっても+αな価値を求めます。
人気の高いネットショップの商品紹介ページをチェックしてみると、次の特徴がありました。
(これからサンプルとして紹介する写真はそれを元にしたイメージです。)
男性向けバッグの商品写真(一例)
- 写真の被写体が商品のみの場合が多い
- 写真の中にスケールを加え、サイズを明記
- 正面、側面、上部、背面、中の構造がはっきりとわかるシンプルな写真を多用
- 説明の見出しにはスペックを記載
例えば、「○○サイズ対応」「軽量○○○g」「水・汚れに強い○○コーティング素材」 - 男性モデルを起用しバッグのサイズ感をわかるようにする場合もあり
ただし男性の顔までは写らないようなショットで
女性向けバッグの商品写真(一例)
- きれいな女性モデルがおしゃれな洋服を着て街を颯爽と歩いていたり、おしゃれなカフェで優雅にコーヒーを飲んでいたり。そんな『素敵なシーンの中に商品であるバッグをとけ込ませる』という手法が多い。
- バッグのカラーバリエーションに合わせて、女性モデルの衣装やロケーションもその都度変更するという、ファッション誌を読んでいるかのような徹底ぶりが見られる。
- 商品の他に、コスメやサングラス、手帳など生活小物を加え、使用イメージを膨らませる。
- 説明の見出しにストーリー性を持たせる場合がある。
例えば、ビジネスバッグのディテール紹介では、「今日は大事なプレゼン。心を込めた資料だから、専用ポケットに入れてスムーズに取り出したい。」というように。
女性の場合は購買意欲をそそるために『印象が鍵を握っている』ということですね。
私自身も女性ですが、例え登山のリュックを買うためでも、後者の女性向けの紹介をされた方がその商品を欲しくなってしまうと思います(^^;)
何気に見ている商品ページですが、店舗側の努力は計り知れないものです。
それだけ大事なことなのです。
いかがでしょうか?
もしも何かを売りたい場合、ターゲットに合わせて『アピールする焦点を変える』と、より効果的であるのではないでしょうか。
今回は『バッグ・かばん類』を例として取り上げましたが、他の商品にも応用できます。
ターゲットに合わせてアピールポイントを考えましょう。
そう言えば私のプライベートな話になりますが…
テレビの購入を検討するため家電量販店に行き、店員さんに商品の説明を受けたところ、「設置するお部屋はどのくらいの広さですか?でしたらこのサイズで丁度いいかと思いますよ。」「この色ですと、どんなインテリアにも合いますよ。」という説明だったのに対し…
後日、夫と一緒に同じテレビを購入するつもりで出向いたところ、同じ店員さんが、「このテレビは、前モデルのため、今だと大変お得ですよ。前モデルと言っても、スペックは○○○で申し分ないです。」と、私の対応時とはまったく違う説明をはじめたのです Σ(゚□゚
例え売る商品が同じでも、相手に合わせてアピールポイントを変える必要がある、ということがわかりやすい実例です。
性別・年齢・所得層など、ターゲットの分け方は様々ありますが、中でも男女の違いはとてもわかりやすいです。
制作する販促物の『アピールする焦点』が定まりましたら、上記にあげたような手法で適した写真を用意したり、またデザインに必要な書体選びにはぜひバックナンバーの『男女の違いはここにもあった?! 書体の持つイメージ(男女差編)』をご参考にしてください。
皆様の販促活動のお役に立つことができたら幸いです!