これって常識?デザインで使う単位について

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ゆずひこです。

アイ・クリエイトでは印刷物やWEBなど幅広くデザインをしているのですが、
デザインするうえで「単位」ってすごく重要だと思うんですよ。

普段何気なーく使っているから疎かにしがちですが、

ちゃんと伝えて無いために、ものすごく小さいのが納品されたりなんてことも・・・・。
※ちなみにゆずひこは前職で50cm四方のシールを50mmとものすごく小さく作ってこっぴどく怒られたことがあります(;´Д`)

そこで今回はデザインにおいて使われる「単位」についてです。

 

ミリメートル(mm)

メートル法で定められた長さの単位で、印刷会社で印刷物などは主に「ミリメートル」を基準にして使用しています。

センチメートル(cm)

ミリメートルと同じくメートル法で定まられた長さの単位。

10㎜=1㎝です。

インチ(inch)

欧米で用いられている長さの単位で、ヤード・ポンド法で定められた長さの単位です。

テレビやスマホの大きさでよく聞くのではないでしょうか??

ちなみに1インチ=25.4㎜です。

歯(H)

日本独自の単位。

日本語組版で古くから使われている出版に使用されている単位です。

写植時代の文字送りの歯車の歯と歯の間隔に由来しています。

1歯=0.25㎜になります。

級(Q)

こちらも日本独自の単位です。

昔の印刷機の仕様の名残の日本語組版で古くから使用されている、文字を表す単位で、

1級=0.25mmになります。

写植時代につくられ、英語の「Quarter(四分の一)」の頭文字「Q」に由来していると言われています。

歯が字送りや行間・行送りのサイズに対して、級は文字のサイズのことを指します。

ポイント(pt)

主に文字の体裁で使用され、活字や写植のサイズに使われる単位です。

インチに基づいて定められた単位で、時代や地域によって規格によて大きさが異なります。

1ポイント= DTPポイント:0.3528mm(JIS規格:0.3514でmm)です。

パイカ(pc)

1インチをベースにした印刷の単位で欧文活字の大きさの一つです。

パイカは印刷物の長さを示すのに用いられます。

1パイカ=1/6インチ(4.2333333……mm)と定めれています。

12ptの活字に相当します。

ピクセル(px)

pixelはウェブ上の表現のために必要な単位です。

コンピューターで画像を扱う時の最少単位(ドット)です。

Webページのデザインを行う際にはピクセルでサイズ設定します。

ディーピーアイ(dpi)

dpiとは、1インチの中にどれだけドットが含まれているかを表した単位が、

「dots per inch(ドット・パー・インチ)」のことを言います。

この単位は印刷の際に用いられる単位で、dpiの数値が高ければ、

1インチの中に含まれているドットの数が多くなるので、より鮮明に画像が表示されます。

似たような意味でppi「Pixel Per Inch」というものがありますが、

こちらは1inch当たりのピクセルの数を表す意味がありますが、一般的にはdpiの方が一般的です。

 

まとめ

解像度や画素など、いつも耳にしている単位のほかに、デザインでは様々な単位が使われています。

文字の単位に関してまとめてみると、意外と知らなかった印刷の歴史や、由来などがあると気づかされます。

実際に制作する際には、換算表を利用して、入力した文字の大きさをmm(ミリメートル)に置き換えて実寸サイズを想定したりできるので、ぜひ活用してみてはいかがでしょうか。

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