webディレクターのhagaです。
旧タイプであるUA(ユニバーサルアナリティクス)からGA4に移行して早数ヶ月。
UAと比べUIの変更はもちろん、言葉の定義や名称も変わり、
その他にも「セッション」から「ユーザー」に分析軸が移行したり、
「web」も「アプリ」も横断して計測できるようになったりと、
いい意味で全くの別物アクセス解析ツールであるGA4。
今回はそんなGA4で、しっかり押さえておきたい単語の意味をご紹介します。
読んでいただいている方の中には「GA4になってからアクセス解析を始めた」
っという方もいらっしゃると思いますが、
GA4からもたらされるデータは目的に対する論点を見定めるためにとても役立ちます。
これからご紹介する単語の意味を正しく認識できれば、
今よりさらに集客施策の精度が上がるかも!?
では、いってみましょう。
│参照元・メディア・チャネルの違いとは?
いずれもユーザーの流入経路(流入元)に関わる用語ですね。Webサイト・ECサイトにはGoogle検索やSNS、広告などからユーザーがアクセスしてきます。
それらを正しく知れば、集客に関する様々な改善策を考えることができます。
参照元とは?
あなたのWebサイトを訪れる直前に閲覧していたWebサイトや、Google・Yahooなどの検索エンジンのサイト名やドメイン名を示すものです。(例えばGoogle検索の場合はGoogleとなります) 参照元の例
・google:検索エンジンGoogle
・yahoo:検索エンジンYahoo!
・bing:検索エンジンBing
・baidu:検索エンジン百度
・facebook.com:facebook ・search.smt.docomo:Docomo
・pinterest.com:Pinterest
・ameblo.jp:アメーバブログ GA4で参照元を調べる方法
レポート→集客→トラフィック獲得→「▼」→メニューから「セッションの参照元 」を選択
メディアとは?
「何で来たか?」という媒体を表すものになります。先に上げた参照元とごっちゃになりがちですが、この「メディア」という大分類の中に「参照元」という要素が在ります。
つまり、媒体(メディア)の中にあるサイト名やドメイン名(参照元)。
メディアの例
・organic:自然検索(google、yhaoo!、bingなど)からの流入になります。比較的多くの流入数(割合)があるようであれば、SEO周りがしっかりしている。っという判断材料にもなります。
・cpc:リスティング広告(クリック単価型)からの流入
・refferal:他のWebサイトからリンクして流入
・none:参照元や参照元ページが不明な流入
(どこから来たか分からないけど、サイトへの訪問は確認できたよー)
・not set:データを取得できなかった
(not setが多い場合、特定の日だけアクセスが集中していないか確認してみましょう。リファラスパムの可能性があります)
※セッションの参照元/メディアで(direct/none)からの流入が多い場合
お気に入り登録やブックマークからの流入
一部アプリからの流入
一部マーケティングツツールからの流入
word・PDFなどのオフラインファイルからの流入
リダイレクトによる流入
二次元コードからの流入(キャンペーンURLの未設定)
SSL化されていないサイトからの流入
etc… GA4でメディアを調べる方法
レポート→集客→トラフィック獲得→「▼」→メニューから「セッションのメディア 」を選択
チャネルとは?
端的に言えばユーザーの流入経路をグループ化したものになります。GA4では、「デフォルトチャネルグループ」と呼ばれるグループにあるデータを確認することができます。
どのグループからの流入が多いのか?
集客戦略を立てる上で、チャネル名と区分は覚えておきましょう。
例えばGoolgeやYahoo!、Bingなどは検索エンジンなので、「Organic Search」というチャネルに分類されます。
また、InstagramやX(Twitter)などはSNSに分類されるので「Social」というチャネルグループに入ります。 チャネルの例
・Organic Search:検索エンジン(Google、Yahoo!、Bing等)を経由しての流入
・Direct:ブラウザのアドレスバーにURLを入力、ブックマーク、一部アプリからの流入、SSL化されていないサイトからの訪問等
・Referral:他のWebサイトからリンクして流入
・Social:SNS(Instagram、X、Facebook等)を経由しての流入
・Email:参照元やメディアのパラメータにe-mail、emailなどが含まれる場合
・Paid Search:検索結果に表示されるリスティング広告からの流入
・Paid Video:動画サイトの広告から流入
・Display:ディスプレイ広告、バナー広告からの流入
・Other Advertising:パラメータの付与が必要なその他広告からの流入
・Unassigned:チャネルの振り分けルールにないもの。
「セッションの参照元 / メディア」から見てみるとSNSやメルマガからの流入と分かる場合もありますが、一見すると判断に迷います。その際はGA4で定義されているルールに沿う形でパラメータを付与し直す方がベターです。
他にもAffiliates(アフィリエイト広告からの流入)や、SMS(テキストメッセージからの流入)、Paid Shopping(特定のオンラインショップからの流入)など、チャネルにも様々なグループがあります。 GA4でチャネルを調べる方法
レポート→集客→トラフィック獲得→デフォルトのチャネルグループが表示されます。
│練習
次の「参照元/メディア」はそれぞれ何を表しているか、確認の意味を込めて練習してみましょう。
・t.co / referral
・bing / organic
・google / cpc
・●▲■×.com / referral
・(direct) / (none)
│さいごに
流入元、流入経路を正しく理解できれば、より費用対のよい集客施策を展開することができます。どの経路、どの媒体が効果高いのか?
媒体に対して広告のクリエイティブは最適なのか?
どこの改善に費用と時間を投下することが確率高いのか?
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