こんにちは、千秋です。
今回は「補色」についてご説明致します。
デザインに手軽にアクセントを付けることが出来るため、一見便利な手法だと思われるかもしれません。
しかし、使い方を間違えると、かえって見辛くなってしまうので、注意が必要です。
最初に、失敗例をご覧ください。
文字が非常に見辛く、目がチカチカしますよね。
なぜこんなに見辛いのでしょうか?
答えは「ハレーション」という現象にあります。
鮮やかな色同士を組み合わせると、それぞれの色が主張し、互いの色の特徴をかき消そうとしてしまいます。
その結果、色がぶつかりあった部分(境目)がグレーになってしまい、見辛くなるのです。
ハレーションを解消するためには、白や黒などの無彩色で補助をすると効果的です。
試しに、境目に白フチを付けてみました。
いかがでしょうか?
さっきよりも目がチカチカせず、見やすくなったかと思います。
更に、白を使ってツートンカラーにしてみました。
これなら互いの色を邪魔せず、きちんと補色の効果が出ていますね。
このように、「補色」は上手に利用すれば文字を目立たせることができ、デザインにメリハリもつけられます。
デザインをご依頼の際は、ぜひ今回の内容をご参考いただければ幸いです。